STEP0 問題解決手法とは?【応用】AIが変える「問題解決のスピードと質」

釜剛史

釜剛史

テーマ:AI時代の問題解決メソッド

「問題を整理するだけで時間がかかってしまう」
「原因を掘り下げる前に議論が止まってしまう」
「解決策を出しても“ありきたり”なものばかり」

これは多くの現場で共通する悩みです。
背景にあるのは、情報量の増大と、人間の思考の限界です。

そこで力を発揮するのがAI。
AIは「答えを決める存在」ではありませんが、問題解決のスピードと質を劇的に変えるツールとなります。



スピードを変えるAIの力

従来、人間だけで進めると次のような点で時間がかかっていました。

  • 問題の定義に必要なデータ収集
  • 類似事例の探索
  • 原因候補の洗い出し

AIを活用すれば、これらを一瞬で整理し、議論のスタート地点を作ってくれます。
その分、人間は「深掘り」と「意思決定」に時間を使えるのです。

質を変えるAIの力

AIは「幅広さ」と「客観性」を加えてくれます。

  • 人間が思いつかない切り口でアイデアを提示する
  • データに基づいて仮説を補強し、思い込みを外す
  • 複数の選択肢を比較する材料を提供する

つまりAIは、議論の厚みを増し、選択肢の幅を広げる存在と言えます。

ケース紹介:新規事業の企画会議

ある企業の新規事業プロジェクトでは、ブレストを行っても「既存商品の延長」ばかりで行き詰まっていました。

そこで、AIに「過去5年間の市場トレンド」「海外での類似事例」「異業種の成功モデル」を検索・整理させました。
すると、人間だけでは出てこなかった“別業界との組み合わせ”の発想が浮上。

結果、従来の延長線ではなく、全く新しいコンセプトが生まれました。
参加メンバーからは「AIがアイデアを出したのではなく、AIが議論を広げてくれた」との声がありました。

実践の第一歩:AIで加速させる方法

  • 会議前にAIに「原因候補」を列挙させ、議論の土台を作る
  • ブレストでAIを活用し、固定観念を崩す材料を得る
  • AIの提案をそのまま採用せず、“問い直しのきっかけ”にする

こうすることで、問題解決のスピードと質が両立できます。

まとめ:AIは「問題解決の伴走者」

  • AIはスピードを高め、質を厚くするツール
  • 最終判断は人間が行うことで納得感と実行力が生まれる
  • 問題解決は「型 × AI」で進化できる




AI時代の問題解決メソッド(5/50)

次回予告
STEP0 問題解決手法とは?【ロジック】ロジックツリーの基本とAIでの展開方法


AIを活かしてロジックツリーを描くと、どのように問題が整理され、議論が深まるのか。実際の現場事例を紹介します。
自社の問題解決をより早く、より深く進めたい方は、ぜひご相談ください。

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釜剛史
専門家

釜剛史(イノベーションコンサルタント)

株式会社あくるひ

企業研修、コーチング、技術経営コンサルティングの三つのアプローチでイノベーションを実践的に支援。富士写真フイルムやトヨタ自動車での実体験を基に、「横から目線」でクライアントの愉快創造を活性化します。

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