「愉快創造」の扉をひらこう 〜イノベーションは、あなたの中にある〜
「会議で何時間も議論しているのに、結論が出ない」
「同じ課題が何度も繰り返し表面化する」
「とりあえず対症療法的に片付けてしまい、根本解決にならない」
これは多くの企業現場で、誰もが一度は直面する悩みです。
しかし、それはあなたやチームの力不足が原因ではありません。
多くの場合、問題は「解決の進め方が属人的で、体系化されていない」ことにあります。
そこに新たな光を当てるのが、AI時代の問題解決メソッドです。
思考の粘り強さだけでは限界がある
従来の問題解決は、人間の経験や勘に大きく依存してきました。
現地現物を大切にし、泥臭くデータを集め、チームで議論する。
この姿勢は確かに組織を鍛え、人材を育ててきました。
ですが現代は、変化のスピードも情報量も桁違い。
人間だけで全てを把握し、最適解を導き出すのには限界があるのです。
AIは「答え」ではなく「問い」を深める存在
AIは万能の解答装置ではありません。
得意なのは、大量の情報を瞬時に整理し、パターンを抽出すること。
一方、人間が担うべきは「どんな問題を解くのか」「どの選択肢を採用するのか」という判断です。
AIが出すのは選択肢、人間が決めるのは方向性。
AIは「答えを出す」よりも「問いを深める」存在なのです。
AI時代の問題解決メソッド3つの特徴
1.問題を“見える化”する力
AIとロジックツリーを組み合わせれば、複雑な問題を整理し、因果関係を浮き彫りにできます。
2.解決策を“広げる”力
生成AIをブレスト相手にすると、固定観念に縛られずに多様なアイデアを引き出せます。
3.学びを“残す”力
AIをナレッジベースとして活用すれば、属人的な知恵を組織の資産にできます。
ケース紹介:AIを伴走者にした品質改善プロジェクト
ある製造業では「不良品率が下がらない」という課題に長年悩まされていました。
従来は「作業員の注意不足」といった表面的な議論に終始していましたが、AIを導入して数千件のデータを解析したところ、意外な真因が浮かび上がりました。
それは「特定の部品ロットに不具合が集中している」という事実。
人間の勘では見抜けなかったパターンをAIが提示したことで、サプライヤー管理そのものを見直す流れにつながりました。
結果、不良率は大幅に低下。
さらにAIによるモニタリングを仕組み化することで、再発防止にも成功しました。
ここで強調したいのは、AIが答えを出したのではなく、AIが問いを深め、人間が判断したという点です。
実践の第一歩:AIを会議に呼び込む
- 会議でAIに「この課題の原因候補を出して」と聞いてみる
- 出てきた案をそのまま採用せず、議論のたたき台にする
- やり取りの記録を残し、ナレッジとして蓄積する
これだけでも、従来の「人間だけで考える会議」とは質が大きく変わります。
まとめ:AIと共に未来を切り拓く
- AIは「問いを深める伴走者」
- 人間は意思決定者として方向性を示す
- 問題解決は属人的スキルから、組織的メソッドへ進化できる

AI時代の問題解決メソッド(1/50)
次回予告
トヨタ流8ステップの全体像ーAIが加える新たな視点
AIを恐れるのではなく、未来を切り拓くパートナーとしてどう活かせるか。
研修や現場での実践方法について関心をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。



