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放射能泉・ラジウム温泉が消える日も間近、カウントダウン!

早川善輝

早川善輝

テーマ:放射能泉

放射能泉Rn111ベクレル以上

温泉Rn74ベクレルという条件は温泉ソムリエの皆さんはよくご存じと思う。

源泉で計測したり浴槽投入口で計測したりまちまちだが、放射能泉の場合は殆ど源泉数値が採用されている。

温泉分析を浴槽で計測するとRn量が0.5~5%となることを知る人は少ない。

湯治イメージ



源泉におけるラドン濃度


近年10年前の75%以上減少している施設が目立つようになってきた。

予想される大地震の前兆と推察していたが余りにも広範囲で長期すぎる。

三朝温泉の半数が放射能泉では無くなった、このことを知っている方も少ないだろう。

山梨の増富ラジウム温泉も「不老閣岩風呂」除いて全ての温泉が放射能泉では無くなった。


新潟の村杉温泉もトロン主体だが激減している。

京都北白川ラジウム温泉も75%以上のRn濃度減少。

広島の高濃度を保ってきた「潮原温泉」114マッヘが34マッヘに減少

湯来温泉も半減の13マッヘ


25度未満の単純弱放射能泉の場合温泉基準がRn量のみで満たされているので今年以降の温泉分析において『温泉』として成り立たない泉源が多発していく。

『昔に比べRn濃度が減った、減った』と連呼していても湯治されている皆さんにとって過去を知らないはずだから判らない。

例えば例が残っているのは『三朝温泉』。

昭和23年450マッヘ6,075ベクレル 浴槽1,215ベクレル 浴室濃度2,673ベクレル。

浴槽でも温泉基準10倍超えていたから「ラドン泉」と呼んでも良いだろうと論文で発表されたのがきっかけだ。

現在では浴槽で111㏃以上のところは全国で1,2ヶ所しか存在しない。

山梨県不老閣岩風呂と竜王ラドン温泉

三朝の現在は21マッヘ 浴槽56ベクレル 浴室128ベクレル、なんと95%の減少

浴槽ではRn濃度自体温泉基準満たさないまでになってしまった。

これでは「三朝の栄光」いずこへ

ラドン無ければ効く訳がないし、当時の20倍も湯治しなければならなくなっている。



地震の前兆でも無いならば全国各地の放射能泉はいずれ無くなる。

温泉表記も不可能な温泉も近年すぐ発生してくるだろう。

大地震の前兆では無いようだ・・・・・

地中の高温化で大気中に気体としてRn放出が増加しているのだろう・・・

『地獄の釜が開いた!』かも





放射能泉の誤認「Rn」の存在


源泉に「ラドン」あるから、浴槽にも「ラドン」存在すると思っている方は多い。

だがラドンは気体の元素であり半減期もある放射性の希ガス

ラドン含有している温泉水を10メートル移動させるだけでも数%以下に減少してしまう。

ラドンを維持させるには加温加水濾過循環などはもってのほかである。

ラドン無い水を「ラドン水」とは誇大広告であり優良誤認。


天然ラドン温泉とは


天然温泉に「ラドン温泉」を加えたものを言うのである。

そもそも放射能泉自体に浴槽にラドンは存在しないので「ラドン温泉」で補ったのが「ラドン温泉」の発祥である。

以下が各温泉地の浴水のラドン濃度である。

※ラドンが浴槽にあり【放射能泉】と同等の効用が期待出来る温泉




※ラドンが浴槽にあるが【放射能泉】の半数以下程度の効用が期待出来る温泉



このように他の弱放射能泉にはラドンが無い温泉であるので、湯治には最も注意しなければならない。


(10年前データであり、現在はさらに減少している)

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早川善輝
専門家

早川善輝(健康/リラクゼーション)

ラドン温泉ホテル 湯~とぴあ

日本でここにしかない最大濃度のラドン発生器。生まれたての安全なラドンガスを用いたラドン温泉を備え100%かけ流しの百名湯の天然温泉との相乗効果も期待。ヘルスツーリズム&湯治の目的に応じた入浴法。

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