三月の誕生石
今月の誕生石にもう一つ、翡翠があります。
東洋の代表的な宝石であり、特に香港、中国本土、台湾ではよく身につけている人を見かけます。
健康に恵まれ、不老長寿、招福財運の願い事をかなえてくれる万能選手のような石です。
皆さんは翡翠というと緑の濃い、すべすべした表面の向こう側が見えないこってりしたお色味を
思い浮かべるかもしれません。
事実、その種類の翡翠が代表的なジュエリーに使われていたので、
目にする機会が多いので、印象に残っているのだと思われます。
白から緑、またラヴェンダーと呼ばれる薄紫まで翡翠は多色な石でもあります。
良い翡翠の条件は、色むらがなく、滑らかで、色味が濃くしかも照りがあるものが
高価になります。また柔らかな石なので、傷が少ない石が貴重となります。
翡翠をデザインの中心におくことで、柔らかく優しい印象になります。
今日、ご紹介するのは、翡翠の中でも珍重される白翡翠で作られた遊環香炉です。
かなり古いもので、製造年月日は不明です。
大きさは、17cmくらいです。
ちゃんと蓋もはずれます。
全体はほんの少し、淡い緑を感じるくらいの白色で、まるで陶器のような滑らかな表面。
触れるとひんやりします。
左右対称に細かく細部まで彫刻された香炉は、どの角度から見ても完璧な技術を
堪能できます。
置くだけで、その場所が気品豊かになるような気がします。
価格は、800万。一度ご覧になってください。