しーちゃんのギター教室が始まりました!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
職場体験プログラム「おとな学」(甲府駅編)
みんなのおうちでは「おとな学」という職場体験プログラムを実施しています。!みんなのおうちのキャッチフレーズは「生きるを学ぶ!」生きていく上で不可欠なのは働くこと。そこで、子ども達に今のうちから働くことの意義や仕事の種類、職場の雰囲気などを知ってほしい。そして、大人になることへの希望を持ち、将来的に自己決定できる人生へと繋げていきたいとの主旨からこのプログラムを実施することになりました。
3回目となる今回は、甲府駅を訪問。駅の中を見学してから、駅員さんの仕事についてお話を伺いました。甲府駅は1903年に開業。1日平均14,000人の乗車があるそうです。駅構内の見学では、券売機の説明や切符の買い方、ホームにある各所についての説明などを伺ったのですが、圧巻だったのは自動改札機の内部を見せていただいたこと。普段は滅多に見ることの出来ない光景に子ども達も興味津々な様子でした。

一通り構内の見学を終えた後は、駅員さんの仕事についてお話を伺いました。甲府駅には1日に20名の駅員さんが勤務することになっていて、朝の9時から翌朝9時半までの24時間30分勤務が原則だそうです。夜中の電車が動いていない時間帯にレールのメンテナンスなどを行うそうで、駅員さんの業務は多岐に亘ることを知りました。また、仕事のやり甲斐を感じるのは、お客さんに喜んでもらえた時や、自己成長を感じる時、部下や後輩の成長を感じる時だそうです。大変なことは、電車に遅延が生じた時。この時は駅員さんみんなで力を合わせて事態の収束を図るそうです。最後に子ども達に向けて駅員さんからメッセージをいただきました。
「何事も一生懸命にやっていたら楽しくなる。だから色々なことに挑戦しよう!」
「大人は楽しいよ!」
「当たり前の日常を守り、かけがえのない日常にすることが僕達の仕事。」
「好きなことでも仕事になったら好きなことばかりではなくなるけど、大事なことは続けること。」
この時間が子ども達にとって仕事の意義を考える契機となれば本望です。甲府駅さんには業務時間中であるにも関わらず、子ども達のために貴重な時間を割いていただき心より感謝申し上げます。何より駅員の皆さんが楽しそうに仕事をされている姿が印象的でした!
ちなみに今回の「おとな学」は懇意にしている山梨市のフリースクールWakuWakuの家さんも参加されました。フリースクール間の交流も出来て、より学び深い時間となりました。
この「おとな学」は月に1,2度のペースで開催しています。色々な職場を訪問して、仕事の意義を学び、働くことの素晴らしさや大人になることへの希望を持てるような時間にしていきたいと思っています。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
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