フリースクールだからこそ出来る教育とは何か?
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
東京サマーランドに行こう!〜実現編〜
〜前回までのおさらい〜
予定決めミーティングの中で、子ども達から「東京サマーランドに行きたい!」という案が出ました。ところが、それには多額の費用がかかることが判明。その費用捻出法について議論を続けた結果、子ども達は働くことを選択。KEIPE株式会社の職場体験を通じて、ついにその費用を手にすることが出来たのでした。
↓前回のコラムはこちら↓
東京サマーランドに行こう!〜企画編〜
東京サマーランドに行こう!〜就労編〜
KEIPE株式会社での2日間に亘る職場体験を終え、東京サマーランドに行くための費用を手にした子ども達。いよいよ念願のサマーランドに行く日がやって来ました!当日は大人4名・子ども9名の総勢13名で、朝8時にみんなのおうちを出発。途中の渋滞が懸念されましたが、予想に反するほどスムーズな流れで10時にはサマーランドに着いていました。この日は最高気温が37℃の猛暑日。まさにサマーランド日和です!早速3つの班に分かれて行動開始。子ども達は勢い良くプールへと向かって行ったのでした。
念願叶った子ども達はテンションMAX状態。時が経つのも忘れて遊びまくります。流れるプールやウォータースライダー、水上アスレチック、遊具のあるプールなど存分に満喫していました。個人的には中学2年生のAくんと一緒に2時間並んで乗った「タワーズロック」というアトラクションが強烈でした。高さ20mから専用のゴムボートに乗って一気に急降下するウォータースライダーはまさに圧巻。私も一生モノの思い出が出来ました!
こうして楽しい時間はアッという間に過ぎ、帰宅の時間に。みんな「もっと遊びたい!」「また来たい!」という思いに後ろ髪を引かれながら帰路に着いたのでした。今回は企画〜就労〜実現というステップを踏んだだけに、子ども達の喜びも一入(ひとしお)。みんなの嬉しそうな笑顔が印象的でした。サマーランドに行くのに必要な費用をどのようにして調達するのか?答えは無限にあります。その中から子ども達自身が「働く」という手段を選び、実際に就労して、費用を調達し、こうして念願を叶えることが出来た。この経験を今後に活かしてほしいと思います。人生にあらかじめ用意された答えなんかない。自ら考え選択したことが答えになっていく。だから自分で考えることが何よりも大事。人生の答えとは自ら創りだすものだから。今回の活動を通して、彼らが「生きる」を学ぶ機会となったのであれば本望です。
サマーランドから戻った翌日。お世話になったKEIPEの皆さんにお土産を買ってきた子ども達は、自ら電話をかけ、先方の都合を伺い、訪問のアポイントを取った上でお土産を届けに行きました。彼らの成長振りを実感したエピソードでした。「東京サマーランドに行こう!」3部作はこれにて完結となります。めっちゃ楽しい時間でした!!
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。