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職場体験プログラム「おとな学」が始まりました!

中西紀説

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テーマ:みんなのおうち

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって42歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

職場体験プログラム「おとな学」が始まりました!



みんなのおうちでは今日から「おとな学」という職場体験のプログラムがスタートしました!みんなのおうちのキャッチフレーズは「生きるを学ぶ!」生きていく上で不可欠なのは働くこと。そこで、子ども達に今のうちから働くことの意義や仕事の種類、職場の雰囲気などを知ってほしい。そして、大人になることへの希望を持ち、将来的に自己決定できる人生へと繋げていきたいとの主旨からこのプログラムを実施することになりました。

初回の今日は、南アルプス市で果樹農園を営まれている「金丸文化農園」さんを訪問。ちょうどサクランボシーズンの真っ只中ということで、金丸さんご夫婦にサクランボの選果〜箱詰め〜出荷までの工程やネットショップの仕組みなどについて現場を視察しながらお話を伺いました。繁忙期であるこの時期は早朝5:30から収穫を始め、出荷の準備が整うのは夕方頃になるそうです。お話を伺った後は、サクランボの木に移動して実際に収穫体験。収穫の仕方を教えてもらいながら楽しいひと時を過ごしました。





サクランボの収穫時期は例年5月末頃から6月半ばまでとのこと。サクランボの品種は約1,000種類もあると聞いて、子ども達も驚いていました!

この仕事をやって良かったと思えるのは、お客さんから直接「美味しかったです!」と言葉をかけられたり、お客さんからの注文書に感謝や労いのメッセージが入っていた時だそうです。逆に大変なことは、その年の気候や自然災害などによって出来不出来が左右されてしまうこと。自然を相手にしている難しさを痛感しました。金丸さんご夫婦は当初、果樹農園をやりたくて始めたわけではなかったけれども、縁があって始めることになったこの仕事に真摯に向き合いながら取り組んでいるうちにこの仕事が好きになり、今では仕事を通して人に喜んでもらうことがやり甲斐になっているそうです。「なりたいものややりたいことを見つけなければならない」「好きなことを仕事にするべきだ」という風潮があるけども、そういうものが見つからなかったとしても、人との出会いや頂いたご縁を大事にしながら取り組んでいるうちに、目の前の仕事が好きな仕事になってくるもの。だから巡り合いを大事にしてほしい。とのメッセージを頂きました。この時間が子ども達にとって仕事の意義を考える契機となれば本望です。

金丸文化農園さんにはサクランボの繁忙期であるにも関わらず、子ども達のために貴重な時間を割いて頂きました。金丸さんご夫婦には心より感謝申し上げます。



この「おとな学」は不定期ですが、これから月に1,2度のペースで開催していく予定です。色々な職場を訪問して、仕事の意義を学び、働くことの素晴らしさや大人になることへの希望を持てるような時間にしていきたいと思っています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

4月からの無償化に伴い、皆様からの寄付を募っています。寄付で不登校支援活動に参加しませんか?詳細は以下からご確認下さい。
無償化に伴うご支援のお願い

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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