学びの多様化学校について
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
山梨県でもフリースクールに対する利用補助が始まります!
今朝、大きな吉報が飛び込んできました!
山梨県でもフリースクールに対する利用補助が始まるというのです。これは、2023年10月に山梨県フリースクール連絡会が県に提出した要望書の中の1項目でもあります。不登校支援の大きな一歩であると言えるでしょう。実に喜ばしい限りです。
山梨県は29日までに、不登校の児童生徒がいる家庭の経済的負担を軽減するため、来年度からフリースクールの利用料の一部を補助する方針を固めた。対象は就学援助制度の対象世帯とし、市町村と折半で利用料を補助する仕組みを想定。不登校の児童生徒の学びの機会や居場所の確保につなげる。また、県は必要な支援を検討するため、家庭の経済状況などの調査にも乗り出す方向。県内は昨年度、不登校の児童生徒が過去最多となっていて、支援を求める声が上がっていた。県は家計負担の軽減や実態把握を通じて、困窮や社会的孤立を防ぐ構え。
〈山梨日日新聞より〉
今回のポイントは以下の通り。
・来年度からフリースクールの利用料の一部が補助される。
・対象となるのは不登校の小中学生がいる就学援助制度(生活保護受給者や児童扶養手当受給者、市町村民税非課税世帯などが該当)の対象世帯。
・児童生徒が在籍する学校が、出席扱いとすることを認めているフリースクールに限られる。
・補助先は市町村とし、市町村が対象世帯に補助する金額の2分の1を県が負担する。
・不登校の児童生徒がいる家庭の保護者を対象とした家庭環境調査も実施する。
就学援助制度の対象世帯限定という縛りはありますが、経済的な理由によってフリースクールに通うことが出来なかった子達に門戸が開けたのは大変意義深いと思っています。奇しくもこの日、2024年度の小中高生の自殺者数が過去最多の527人であることが発表されました。これだけ生きづらさを感じている子ども達が増えている今、どこにも繋がることが出来ずに1人で孤立している不登校児童が安心して過ごせる居場所に繋がれることが大事だと思っています。そのためにも不登校に対する社会的理解を進めることが急務です。機運は高まってきました。これからも山梨県フリースクール連絡会のメンバーをはじめ、全国の同志と共に活動を続けていきたいと思います。
子ども達が学びの場を選べる環境を整え、すべての子ども達に学びの機会が確保される社会が実現すること。これこそが真の不登校対策なのではないでしょうか。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。