大人が夢を語ろう!
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
教育とは一体何なのか?
今日のテーマは「教育とは一体何なのか?」「学びとはどういうことなのか?」このことについて考えてみたいと思います。フリースクールを始めて4年目に入りましたが、正直やればやるほど分からなくなってきます。
教育って何なのでしょうか?
不登校になって家に引きこもっていた子には安心できる居場所が必要ですし、その一方でフリースクールに通って心が元気になってきた子は学びの段階に入ってきます。そのような子達が混在する場での教育とはどうすれば良いのか?あるがままの自分でいられる場所とするには自由が必要ですし、学びを欲している子には背中を押してあげることも必要となります。「教え」と「学び」、「自由」と「強制」、何が子ども達のためになるのかこの4年というものずっと悩み続けています。フリースクールに通ってくる子達は異年齢。ここに来るまでの背景もそれぞれ異なっていますし、求めているものも様々。成長過程にもグラデーションがあります。そのような子達の人生の一部を預かるのです。その責任はとてつもなく大きい。どうすれば良いのか分からなくなることばかりです。
先日、認定NPO法人フリースペースたまりば理事長・川崎市子ども夢パークの事業総合アドバイザーで、不登校児童や引きこもりの若者に対する支援を38年も続けられている西野博之さんとお話させて頂く機会がありました。そこで私は、尊敬する大先輩である西野さんに「教育とは一体何ですか?」と質問をしました。
すると西野さんはこのように仰ったのです。
「僕もこの38年間ずっとモヤモヤしている。夢パークはまだ完成していない。いや、完成することはないだろう。ずっと創り続けるものだと思っているよ。」
この言葉の中に真髄を見た気がします。子ども達のためにより良い環境を求めて呻吟を続けること。教育とはそういうことなのかもしれません。私はまだ4年目のひよっ子ですが、「教育とは何なのか?」という決して答えの出ない問いに一生悩み続ける、その覚悟は出来ています。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。