みんなのおうちは「最後の砦」でありたい
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
心あったか祭りに出店してきました!
先週末の3日(日・祝)、南アルプス市の桃源文化会館にて開催された「第24回心あったか祭り」に出店してきました!みんなのおうちに通っている子ども達が運営するボードゲームスペースで、その名も「みんなのボードゲーム」です。こうしてお祭りに出店するのはこれで4度目。今回は子ども達が自らパソコンを駆使して看板を作成。準備から当日の運営までを子ども達が主体となって進めました。小さなお子さんでも遊べるようなボードゲームをセレクトして、みんなのおうちの子ども達が店員としてルールを説明しながら一緒に遊びます。料金設定は30分100円で、60分なら150円。売り上げの一部は自分達の好きな活動費に充てることが出来ます。売り上げを伸ばせるかは店員の接客次第ということで、子ども達も意気揚々と接客に励んでいました。
「みんなのボードゲーム」は今年も大人気で、沢山の方々にご来店頂きました。通常のお店と違って、ボードゲームスペースはモノを売っているわけではありません。ご来店頂いた方と一緒にボードゲームを楽しむという意味で、コミュニケーション能力が問われます。しかも老若男女を問わず、幅広い年齢層の方を相手にしなければなりません。私も現場にいたのですが、貴重な学びの機会を損なわないよう接客は極力子ども達に任せました。リーダーとしてしっかり全体を把握しようと努める子、全く動じることなく誰にでも声を掛けていく子、慣れないながらも未就学児に優しく対応してくれている子、お客さんよりも自分が楽しんでいる子など対応は様々。そんな様子を微笑ましく見ていました。
このようにして出店の企画から準備、不特定多数の方を相手にする接客、売り上げの計算までやっていくのは生活に直結した活動です。自ら主体的に考え、行動することが求められます。みんなのおうちは子ども達の主体性を育むことを重視する場です。このリアルな体験こそが、子ども達にとって何よりの学びとなることでしょう。あったか祭りが終わってみんなのおうちに戻ってきた子ども達が、自ら片付けを始めた姿に彼らの成長を感じました。そして、今日はこれから振り返りのミーティングをするそうです。どんな感想や改善案が出るのか、私も楽しみに参加してきます!
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。