これからの時代を生きる子ども達に求められる力とは何か?
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
『子どもが輝く魔法の子育て講座』大盛況でした!
先週末の28日(土)に子育て講座を開催しました。タイトルは「子どもが輝く魔法の子育て講座」です!講師を務めて頂くのは、浦川一美さん(ひとみちゃん)。ひとみちゃんは、元小学校教諭で茨城県在住。先生時代,担任したクラスに不登校児はいなかったそうです。学校に行き渋っている子がいると担任を任され、その子がみるみる元気になっていくので、周囲からは「浦川マジック」と呼ばれていました。テストの点数や成績・評価といったことに関係なく、みんなそのままで素晴らしいのに、できないことで苦しんだり、人と比較して自信をなくしてしまったりする子ども達や、子育てだけでなく様々なことで悩む保護者の方々と接するうちに「何か自分にしか出来ないことがある!」と感じ、9年間の教師生活にピリオドを打って独立。不登校の子ども達とその保護者の居場所「ゆめのいえ」を主催して3年間活動。現在は「不登校の子どもたちが将来働ける場所を」と、自然農園での無農薬野菜や真菰(まこも)の栽培,真菰茶製作などのプロジェクト「ドリームワークス」を手掛けています。
そんなひとみちゃんの実体験に基づくエピソードは説得力があって、参加者一同ひとみちゃんワールドに惹き込まれるようでした。以下、印象的だった言葉をご紹介します。
『結局、能力って身長と同じなんですね』
頭の良い子、足が速い子、歌が上手な子、ピアノが得意な子。。。色々な能力を持った子がいるけども、それらはある意味身長と同じで努力だけではどうにもならないもの。すなわち個性である。よって、それを比べる必要はないし、比べることに意味もない。その子が持つ個性に優劣など無いのだから。
『正論で人は動かない』
子どもは大人のことをよく見ている。どんなに正論や綺麗事を並べ立てようが、そこに見栄やエゴがある限り子どもには伝わらない。ましてや大声で怒鳴っても、恐怖以外何も残らない。大事なのは信頼関係。子どもは自分のことを信じてくれる人を信じるものだから。
『人はどういう時に怒るのか?』
実は、機嫌の悪い時である。貴方も同じ現象に対して、その時の機嫌によって違う態度を示してしまったことがないだろうか?(例えば、子どものゲームに対して普段は寛容なのに、機嫌が悪いと厳しく当たるなど)つまり、自分がご機嫌でいられるならば怒る機会も減るものである。
『子育てに最も必要なものは何でしょう?』
それは一体何なのか、貴方も考えてみて下さい。愛情・両親・お金・健康・食糧・水・教育・才能・コミュニケーション・祖父母・ランドセル・家・・・・・など、様々な要素がある中で、ひとみちゃんが言った正解は「酸素!」
空気があれば子どもは生きていける。確かにそう考えると肩の力が抜けますよね。
講演の最後にひとみちゃんが言ったのは、「子どもはみんなそのままで素晴らしい」ということ。だから子育てで大事なことは、子どものありのままを受け入れること。そのために大人は自分がご機嫌でいることを心掛けてほしい。ひいてはそれが子どもを大事にすることに繋がるのだから。
ひとみちゃんはエネルギーに溢れていて、パワースポットのような方です。その温かいエネルギーに包まれる講演会は、子育て講座というよりも、人生を幸せに生きるためのワークショップと言えるものでした!ご参加された方からも大好評を頂いた本講演。機会があればまた企画したいと思います。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。