魂の授業 第21回「人は変われる!」
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
魂の授業 第24回「最幸の人生を生きよう!」
今日は毎月恒例の「魂の授業」を開催しました!
この授業は、子ども達に生きていく上で本当に大切なことを伝えたい。そして『生きる力』を身につけてほしい。そんな想いで始めました。学校では決して学ぶことの出来ない、心豊かに生きるために必要な智慧。それは私がこれまでの人生を通して実感したことがベースとなっています。「授業」と謳っていますが、先生と生徒という主従関係もなければ、大人と子どもという上下関係もありません。あるのは、人間対人間という対等な関係のみ。一人の人間が本気で伝えたいことを語り、一人の人間として本気でそれを聴く。考えなくていい。理解しようとしなくていい。感じてほしい。お互いの心と心が共鳴し合い、魂が震えるような時間にしたいとの想いから「魂の授業」と名付けたのです。
24回目となる今回のテーマは「最幸の人生を生きよう!」
まず始めに断言しておきたいのは「他者と同じであることが幸せではない」ということ。一般的に良いとされているレール(頑張って勉強して、良い大学に入り、大企業に就職して、なるべく高いお給料を貰うこと)に乗ることと、幸せとは全く別物なのです。ところが、世間一般的にはそのレールに乗ることが幸せであると盲信されてしまっています。終身雇用制や年功序列制が崩壊した現代はまさに「正解のない時代」と言えるでしょう。そんな今だからこそ、改めて幸せな人生について考えてみたいと思います。
最幸の人生とは一体何なのでしょうか?
私は、自己決定できる人生こそが幸せな人生だと想います。人は誰でも自分にしか出来ないことがある。それは必ず誰にもある。それを見つけて、自分が進む道を自分で決められること。それこそが幸せなのではないかと思うのです。
それではどうすれば自己決定出来るようになるのでしょうか?
それは自分を受け入れること。自分は自分のままでいいと「自己受容」をすることです。自分を受け入れない限り決めることは困難だと言えるでしょう。ただし、これは本当に難しいもの。私達は常に他者と比較され、優劣をつけられ、点数で評価されるという教育制度の中で、自分に出来ないことや足りない部分ばかりを指摘され続けてきました。自己受容が難しい環境の中で育ってきたのです。人はどうやっても他人にはなれないし、誰だって苦手なことや出来ないことはあるのだから、自分に出来ないことや苦手なことに目を向けるよりも自分に出来ることや得意なことを伸ばせばいい。自分を全開で生きていけばいいのです。この自分で生きていくしかないのだから。私は42歳の時にようやく自分を受け入れることができ、46歳の時に自分にしか出来ないことを見つけることが出来ました。そして自己決定して今があるのです。
今回の授業で最も伝えたかったこと。それは、他者と同じである必要はないということ。自己決定出来る人生こそが幸せであるということ。いつかきっと君達も自分にしか出来ないことを見つける日が来ると信じているよ。この授業が、子ども達の幸せな人生の一助となれば幸いです。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。