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息子達に伝えたいこと

中西紀説

中西紀説

テーマ:子育て

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

息子達に伝えたいこと



私の座右の銘は「一日一生」
今日が人生最後の日であるという覚悟を持って生きること。今夜布団に入る時に死ぬつもりで今日を生きるということです。だから今日という日に悔いを残したくない。思うことは伝えておきたい。そこで今日は3人の息子達に向けて言葉を贈りたいと思います。

まず始めに言いたい。私は君達のことを誇りに思っているよ。3人ともよく育ってくれた。私にはもったいないくらいの立派な息子達だよ。私の人生の中で一番の大きな出来事はお母さんと出会えたこと。そして、君達と出会えたことだ。君達との出会いが私の人生を大きく変えてくれた。君達と出会えたおかげで私は沢山の幸せを味わうことが出来た。そのことに心から感謝している。

親になるとは自分と向き合うこと。子どもの姿を通して、自分の中にある固定観念や執着、価値観といったものを見せつけられる。そして、自分が育ったように育てようとしてしまうものなんだ。私も全くその通りで、沢山の失敗をしてしまった。君達を傷付けるようなことを沢山してしまった。今思い返すと「何てことをしてしまったのだろう」と後悔してもしきれぬ思いでいっぱいだ。私の人生で出来なかったことを君達で叶えようとしてしまっていた。君達をまるで自分の所有物であるかのように管理し、支配しようとしていた。そのことを本当に申し訳なく思っている。心から謝罪したい。「ごめん。あの時はお父さんが悪かったよ。本当にごめんね。」

成長するのは子どもだけじゃない。君達と同じように大人だって成長していくんだ。私も年を重ねていくにつれ、人として成長し、そして自分の過ちに気が付いた。君達のことを信じていなかったのだと。ただ、幸いにして私はまだ生きている。生きている限り、やり直しはきくはずだ。これまでのことを心から反省した今、私は君達のことを信じている。これからやり直したいと思っている。君達の人生は私のものじゃない。君達自身のものだ。だから、何をやるとかどこに進むとか全て自分で決めていいんだよ。人生の決定権は自分自身にあることを忘れないでほしい。そして、私は君達の伴走者だ。君達が決めたことを一番近いところからいつも全力で応援しているよ。親の務めとは、子どもを先導したり誘導したりすることではなく、子どもに伴走することだと思っているから。

君達の前には無限の可能性が広がっている。自分がやりたいと思ったことは全て出来る可能性があるんだ。一般常識とか、周りがどうしているかなんて一切関係ない。人は誰でも自分にしか出来ないことがある。それは君達にも必ずある。それを見つけて、自分の進む道を自分で決められることが幸せな人生だと思っている。君達がそんな人生を歩めるよういつも全力で応援しているからね。何か困ったことや悩んでいることがあればいつでも相談してきてほしい。私は生まれ変わった。もう昔のお父さんじゃないからね。このコラムを君達が読む日が来るかどうかは分からないし、それでも構わない。私はこのように在りたいと思っているんだ。人生最後の瞬間までこう在りたいと思っているよ。心から愛してる。3人の息子達へ。父より。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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中西紀説
専門家

中西紀説(フリースクールの運営)

一般社団法人ワンオブハート

発達障がいがあるわが子と自身の不登校経験から得た多くの気づきをもとに、体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営。子どもの心に寄り添って自己肯定感を育み、主体性を引き出す学びの場を提供。

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