ネットニュースの記事に反論させて頂きます。
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
「教育ごちゃまぜ座談会」遂に始まりました!
昨日は「教育ごちゃまぜ座談会」を初開催しました!
この会は、保護者の方や学校の先生、行政の関係者、フリースクール関係者、一般の方々などが各々の立場の垣根を越えてごちゃまぜになって議論する場です。これまでは教育や子ども達のことについてみんな真剣に考えていながらも一堂に会する機会がありませんでした。それぞれの立場から問題意識を持って子ども達の未来のためにどうすればいいかを熱心に考えている同志でありながら、この同志の間は交流があるどころか分断されており、敵対関係にすらあったのです。私はここが最大の問題だと思いました。本来であれば互いに協働関係にあるべき関係者間が敵対してしまっている。故に教育に関する問題は遅々として進まないのです。今こそ教育や子ども達のことについて本気で考えている方々が連携を取るべきではないでしょうか。そこで、本会を始めることにしました。教育や子ども達のことについて関心のある様々な方が集まって話をする機会を設けたかったのです!
初回となる昨日は、11名の方にご参加頂き、「教育現場で今、何が起きているのか?」をテーマに話し合いました。学校の先生や県議会議員、居場所や親の会を主催されている方、塾を経営されている方、フリースクールスタッフ、一般の方など狙い通り多種多様な方々にご参加頂きましたし、県外からのご参加もありました。それぞれの立場の垣根を越えた、まさにごちゃまぜな座談会です。テーマを決めていますが、そこに向けての正解を求めることが目的ではありません。何かの結論に辿り着きたいわけでもありません。大事なことは、それぞれの立場から想うことを自由に発言できる環境であること。良い悪いでジャッジしないこと。そして相互理解に繋げることです。多少脱線しても構わないし、話があちこちに飛んでも大丈夫。各々が想うことを遠慮なく発言してほしいと思っています。その発言を立場の異なる方々が聞いて、何かを感じたり、何かに気付いたりすることにこそ意味があるのでしょう。
「今の教育現場に必要なのは安心ではないか?」「それでは安心とは何か?そもそも大人目線での安心を子どもに押し付けてはいないか?」「大人が想う理想の子ども像に向かっていかなければならないという仕組みが出来上がってしまっている」「みんなが歩くレールに乗らなければならないという意識が同調圧力となって、子どもは大人の顔色を窺うようになってしまっている」「指導することよりも信じることが大事」「子どもの言葉には気を付けなければならない。無意識に大人の期待に応えようとする発言をしてしまうところがあるから」「子どもの声が先生に届いていない。家庭と学校の間のバイパス作りを行う必要がある」「今の教育現場で起きていることについて、先生は?ばかりだろう」「学校か、家庭かの二元論となってお互いに責任を擦りつけ合ってはいないか」「子どもが安心して過ごせるためには大人との信頼関係が必要。その信頼関係がベースとなって物事を自分自身で決められるようになるのだろう」など闊達な意見が飛び交う有意義な時間となりました。初回としては大成功だったのではないかと思います。
本会は、これから月に一度のペースで開催予定。参加条件は特にありません。教育や子ども達のことについて関心がある方であれば、どなたでもご参加頂けます。ファシリテーターを務めるのは、NPO法人WakuWakuの家 理事長の天野有紀さん(パンちゃん)と私。山梨県フリースクール連絡会の代表と副代表の2人です。子ども達が輝ける未来のために、垣根を越えてみんなで繋がりましょう!
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。