なぜ不登校支援は遅々として進まないのか?
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
不登校でも大丈夫。生きていける!
今日のコラムで一番お伝えしたいこと。それは、不登校でも大丈夫。立派に生きていける!ということです。事実、私がそうなのです。中学生の時に不登校を経験して、高校もまともには行っていません。当然、勉強もままならず、高校2年生の時の実力テストでは学年894人中892番だったこともあります。私の息子達だってそうです。長男は小学5年から小学校卒業まで不登校でしたし、次男も小学2年から中学2年まで不登校。小学5年生の三男は現役不登校真っ只中で学校には通っていません。それでも長男は今、社会人として立派に勤めていますし、高校生になった次男は青春を謳歌しています。みんなのおうちに通っている三男も毎日楽しく過ごしています。私だって充実した人生を生きることが出来ていますし、私の周囲にも、かつて不登校を経験しながら現在は生き生きと過ごしている人が沢山います。結局、不登校の時期があっても何とかなるのです。
学校に行かないと将来への道が閉ざされたような気がするかもしれませんが、決してそんなことはありません。子どもは自ら立ち上がる力を持っているのです。いつか何かに興味を示し、自らの意思で動き出すようになることでしょう。勉強が必要と感じたら、勝手に勉強するようになるものです。不登校の要因は実に様々であり複雑な様相を呈しています。その子によって事情が異なるので一概には言えない上に、本人も理由が分からないケースだって少なくありません。ですからその要因を特定することは困難と言えるでしょう。ただ、不登校に共通して言えるのはその子にとって必要な期間であるということ。不登校とは自分自身を維持するために必要な充電期間なのです。
充電期間を終えたら、子どもは自ら立ち上がります。ですから私達保護者は、その日が来るまでその状態をあるがままに受け入れることが大事だと思っています。「どんな自分でも愛してもらえる。」その安心感が心の充電となるのです。不登校の期間もその子によって様々。私の次男のように長期化する子もいます。渦中にいる時は本人も保護者もとても辛くて絶望的な日々が続きますが、その期間にも意味があるのです。今は不登校でも大丈夫!これで全てが終わるわけではありません。お子さんの充電が終わるまで、その状態をあるがままに受け入れてあげて下さい。この期間が糧となる日がきっと来る。私は実体験を通してそう信じています。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。