学校休んだほうがいいよチェックリスト
こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!
私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。
私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。
そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。
なぜ不登校支援は遅々として進まないのか?
文部科学省が2023年10月4日に公表した「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、2022年度の小中学校における不登校児童数は過去最多となる29万9,048人となっています。前年度から5万4,108人(22.1%)も増加しており、この調査結果は新聞やニュースなどでも大きく取り上げられましたのでご存知の方も少なくないでしょう。このように不登校は今や社会問題としてクローズアップされています。
それなのに、この問題への支援策は遅々として進まないのが現状です。厳密に言うならば不登校支援に対する取り組みは、各県・各市町村によって実に様々であり、その対策は自治体ごとに大きく異なっています。つまり、不登校支援策については各自治体の判断に委ねられているのが現状なのです。例えば、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)や夜間中学を設置している自治体もあれば、フリースクールに対する補助金制度、オンライン学習支援制度、校内フリースクールの設置など先進的な取り組みをしている自治体もあります。その一方で、ほぼ何も支援策が取られていない自治体も少なくありません。
それでは何故、このようなバラつきが生じているのでしょうか?
私が思うに、それは関係者間が分断されてしまっているからです。例えば、私達のようなフリースクール等の民間施設の関係者、不登校児童の保護者、学校の先生、行政の関係者など不登校に関係する立場にいる方は皆さん熱心にこの問題に対する支援策を考えています。ところが、この関係者間でネットワークが構築されていないのです。みんなそれぞれの立場で問題意識を持ちながら、一堂に会して協議することがない。それどころか関係者間に敵対関係すら生じてしまっている。協力すべき関係者間が分断され、対立構造にすらある。だから話が進まないのではないでしょうか?不登校問題は根深いものであり、複雑な要因が絡んでいるだけにそれぞれの立場でだけ議論していて解決するものではありません。関係者が垣根を越えたネットワークを構築し、一緒になって支援策を話し合うべき問題なのです。その事に気が付いた私は、早速ネットワーク作りに着手することにしました。不登校に関係する立場にいる方のみならず一般の方々も交えて、これからの教育や学校の在りかたについて考える場を設けるつもりです。不登校支援を進めるために必要なのは、関係者のネットワークを構築すること。その詳細は近々こちらでお知らせします。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。