「介護力」 徘徊事故の妻の責任を考える 後見人の独り言
高齢者施設の選び方のポイント
自宅で親の介護をしていますが、仕事の都合、家庭の都合、親の病状の進行などにより自宅での介護が段々困難になってきました。どのように施設や高齢者住宅を選んだらよいでしょうかという相談が多くなってきました。
日本の住宅は、和室(畳)の部屋と洋間との境目や玄関など多くの段差があり、また尺貫法で建てられた木造家屋は万一車椅子生活になったときには、通行には狭いようですし、段差はつまづきや転倒に注意が必要です。また、あちこち足腰に痛みがある高齢者にとっては、畳にじかに座るより椅子や掘りごたつの方がありがたいようです(私の母の意見。)。
今回は、一般によく言われる「施設探しのポイント」をまとめてみました。
1 立地の利便
交通の便、商店街、食堂、タクシー乗り場などが数分内にあること。
2 医療施設
自分の親に必要な医院やクリニックが近いこと。かかりつけ医になってもらえること。
3 快適な環境
自然があり緑が豊富で、閑静であること。
4 入り口、玄関
段差がないこと、車が横付けできること(デイサービス利用などに便利)、徘徊防止の
ドアであること。
5 防災
火災報知器、非常用電源設備、緊急通報装置などの防災対策がある。
6 清潔
雰囲気が明るく、安全のための照度があり、臭気がないことの確認。床の傷、汚れなども
確認。
7 スタッフ
まず自分に大きな声で挨拶してくれたかを確認。共同作業でスタッフが楽しい顔をして
いるか。スタッフ同士コミュニケーションが取れなかったら入居者は大変です。
8 部屋
十分な収納スペース、ベッド周りのスペース、コンセントが使いやすい位置、安否確認
センサーやナースコールボタン
9 トイレ・洗面・浴室・水回り
部屋から近いところにあるか。トイレや浴室に十分な介助スペースがあるか。手すり設置
ができているか。
【再度確認】
複数施設を見学したか、比較したか。
同じ施設を複数回見学したか、時間帯を変えて実施したか。
施設長や責任者と面談できたか。
契約内容をきちんと説明してくれたか。
以上