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竹内仁

安心と満足を生む 高断熱、高気密住宅建築のプロ

竹内仁(たけうちひとし) / 一級建築士

株式会社 クリエイト住宅

コラム

山形県・酒田市・鶴岡市ではゼロエネルギーハウスの時代になった!

2017年5月8日 公開 / 2024年1月15日更新

テーマ:高性能住宅は「健康」「省エネ」に貢献大!

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 太陽光発電 おすすめゼロエネルギー 住宅

世はまさにゼロエネルギーハウスの時代になった

 太陽光発電システムが世に出てから、もう十数年にもなりますが、その時代では、太陽光発電システムそのものの値段も高く、設置費用を含めて、元を取るには、試算をしても二十五年は間違いなく掛かるだろうという事が分かり、補助金を頂いても、まだまだ趣味でしか設置を考えられないような時代でした。

 それが、皆様ご承知の通り東日本大震災があり、東京電力の原子力発電の事故により、エネルギーの問題が、私たちの生活にも身近に迫って参りました。

 私達が毎日使用している電力についても石油を使用した火力発電がメーンになってきております。
 つい最近では、電力料金も値上げされました。そして又値上げが実施される予定です。

 電力自由化に伴い、購入電力も、東北電力様からだけでなく東京電力他どこから買っても良い事にはなっておりますが、中々、電力料金の計算の仕組みとか、どこの電力会社の電気料金が安いのだとかが、非常に解りにくく、今現在使用している東北電力様の料金形態も複雑でどの料金プランが良いのかが本当に理解できないというのが本音ではないでしょうか?

 最近特に、このようなお客様の声を数多く聞くようになりました。

 そこで、この問題を解決するに当たり、ご自分で時間を割いて勉強をして、どこが得かを判断するのも良いですし、東北電力様の各営業所様へ、直接お電話をして、現状の料金プランと電力自由化後の新プランとどちらがお得かをお尋ねになる事も一つの方法だと思います。(東北電力様のeネットでもシミュレーション出来ますが?)

 それでは、話は本題の「世はまさにゼロエネルギーハウスの時代になった」に戻したいと思います。

地球温暖化による一酸化炭素の削減の問題は世界共通の重要な事ですが、省エネルギーの問題は、先に述べさせて頂いた原子力発電事故による電力の問題が私達にとって、緊急の課題として表面化されてきた訳です。
 
皆様ご承知の通り、住宅のエネルギーは「自給自足」にしようと国では考えております。

平成二十九年四月(本年四月です)から「建築物省エネ法」が施行され、建築主は一定規模以上の建築物を新築・増改築する際には、法に則った対応が義務化されました。

 住宅については、二千二十年迄に試行期間を設けて、二千二十年には完全に義務化になり、省エネ基準法をクリアしなければ家を新築、増改築する事が出来なくなります。

又、太陽光発電システム等の再生エネルギーを搭載した住宅を、次に示すような数字目標で、エネルギーの自給自足を促したいというのが流れのようです。

その大まかな内容は、二千三十年(十三年後です)には、新築の百%、二千二十年(三年後です)には五十%をゼロエネルギーハウスにする事を目標にしております。

 以上の事から新築・増改築をした性能の良い住宅に、太陽光発電システム等の再生エネルギーを搭載した家を、二千二十年(三年後)には五十%以上建てる事が、私達工務店・ビルダー、量産ハウスメーカー等の役割となります。

もしそれが達成できなければ、私達工務店を経営している者は、生き延びてはいけない時代になって参りました。

 住宅のエネルギーは自給自足にすると言うのが国の方針です。

 二千三十年(十三年後)には間違いなく全戸に太陽光発電システム等再生エネルギーが搭載され、エネルギーは全て太陽光発電システム等の再生エネルギーで賄う事になるでしょう。

 否、二千二十年(三年後)にそんな時代が来るかも知れません。

ネットゼロエネルギーハウスを新築する方々には、国から補助金(予算に限りがありますが!)が頂けるのですが、その条件として性能の良い住宅(「建築物省エネ法」をクリアする住宅)を建築出来る業者を囲い込んで登録制にして、二千二十年には、必ず五十%以上をゼロエネルギーハウスにするように仕組みを作っておるのが現状です。

 それはどういうことかと申しますと、弊社等ゼロエネルギーハウス登録ビルダーに対して、ゼロエネルギーハウスの建築実績を、本年度から毎年、目標に対しての達成率として、ホームページ等で公表する事が義務化されました。

 「建築物省エネ法」では、駆体の性能(建物の床、壁、天井(屋根)、窓、玄関ドア等の開口部、からの熱の逃がしにくさを数値=Ua値で表しております)は勿論一番大事ですが、設備機器の省エネ化も加味して考えなければなりません。

 今現在のお住まいについて、考えてみますと、建築経過年数が十年以上のお客様に於かれましては特に、エアコン、電気温水器、キッチン、洗面化粧台、ユニットバス、便器等の省エネ製品が数多く出ておりますので、お買い物のついでに、それらの商品を扱っているショウルームでご確認をされてみて下さい。

 今、市場に出ている省エネ製品に交換しますと、消費電力が格段に少なくなってきておりますので、数年で元が取れる製品がある事に驚きます。

 新品に替えた方が良いのか、今のままで我慢するのかは、皆様のご判断によりますが、何れにしましても性能の悪い住宅ですと、隙間だらけのお住まいですから、エネルギーの垂れ流し状態が続き、エネルギーの無駄遣いをしている
という事になる訳です。

 時代は大きく変わろうとしております。

しかし、どんな時代になろうとも、常に一歩先ゆく高性能住宅にこだわり、個々の生活を考えた住宅設備にこだわり、「健康」で「省エネ」で「地震」に強い住宅が、「デザイン」よりも何よりも優先すべきではないかと考える昨今です。

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