墓じまいと海洋散骨葬
2024年7月コラム
【管財人(弁護士)からの家財買い取り見積もり依頼 裁判所へ見積もり提出】
数社の見積もり提出で裁判所から決済が中々決まらず提出から数か月ほど・・
価格競争や作業日数などで入札負け・・ボツかな?・・
見積もり提出から4ヶ月程経った頃、当社へ決済が下りたと連絡が弁護士より入りました。
やったー! 汗をかき提示した金額です、本当に良かったと社員皆で安堵致しました。
此れからは如何に買い取り金額を回収するか大変な作業が待っております。
使用期限が短い家電類、時代家具類、骨董品が結構の品数でした。
見積もり作成にも汗をかき時間を掛けましたが何とか報われました。
中でも人間国宝作家物の茶道具や日本刀3本、槍先や掛け軸、古本など多岐に渡ります。
変わり種は走行距離が4,5万Kmとあります4WDの軽自動車、車庫に納まっておりました。
外見からも傷一つ見えない大変綺麗な状態です。
地元の車屋さんとの価格競争と想像もしておりましたが車も私共で落札出来ました。
只、ヘビースモーカーだったようで室内が煙草の匂いで会社へ移してから
ハンドルとギヤだけを残して座席、ダッシュボード、床マット類も全て撤去、
座席なども天日に、風を当て半月ほどの清掃脱臭作業で見違えるように。
室内も確りと匂いも消え大変綺麗になりました、自信をもって先様にお勧め出来そうです。
3日間ほどで買い取り品も無事に搬出、現在整理検品作業を進めております。
本現場写真は国からの買い取りの為、UPをご遠慮致します、ご了承願います。
【酒田市の旧家 知る人ぞ知る地元では大変な有名人・遺産相続人様のご依頼か?】
何故か東京の弁護士さんが、地元の不動産業者を介して私共へご連絡が入りました。
10年ほど前に庄内の不動産業社へ遺品整理士業の開業時にご挨拶回りをした過去が有り
その時の私の名刺を保存していたようでご連絡が有りました、
大変有難く思いながら早々にご挨拶に出向きました。
現場は大変趣き有ります門構え、格子戸をくぐり玄関へ・・約600坪のお屋敷に母屋と離れが、
土蔵が二棟、門構えから見ても昭和の時代は相当な実力者だったようです。
蔵の中の骨董品家財整理は十数年前に骨董商へ売却済みで私共の目に留まる様な品は
今回は残念ながら発見出来ませんでした。全てが有料での処分となりますが品数が多くて
寝具類や箱物だけでも相当な数が有ります。今では需要が殆どなくなった漆器類、お椀やお膳、
多くの来客用に準備されたお座敷用折り畳みテーブルが、
金属部位も錆が見え大変な年代物に見えます。
4tトラックで5~6台分は有りそうです。
2時間ほどの見積もり作業で仮の金額を想定しても結構な金額が予想出来ます。
会社で遅くまで掛けて見積もり作成となりましたが積算された数字を見ても頭が痛くなります。
母屋のお座敷へ招かれ見て欲しいと言われた物が・・優に500kgは有ろう大型金庫が2台、
(これも合わせて処分見積もりを願います)と・・
この案件では時間が掛かりました、金庫の処分見積もりでは本当に苦労しました。
母屋は現在改装途中で大工さんが日中作業しておりますので管財物件ではなさそうです。
それだけにどうやって外に搬出するのか、作業手順は・搬出経路は・
間違いなく機械は一切使えません。
精々ハンドリフトが使えるかどうか・・床や柱には絶対傷を付ける訳は行きません。
かといって人界作戦では廊下から作業員がはみ出る様では仕事になりません。
途方もない予算も組めません・・一晩中眠れない夜を過ごしました。
仲間からのアドバイスも頂きながら・・
長年の経験と周りの仲間との打ち合わせで3日程掛けて見積書は出来上がりましたが
先様の事務所前で深呼吸をしてから訪問した程に頭の痛い見積もり提出となりました。
係る経費は掛かるものと割り切り担当者へも説明させて頂きましたが・・
提出から10日程になりますが今現在、東京の弁護士さん、地元の不動産業者様からは
連絡は来ておりません。
多分余りの高額で弁護士事務所へのご依頼人(相続人様?)の
決済が下りないのかも知れませんが、本件を終えませんと分筆後の建物、土地の転売も、
蔵の解体作業も進まないものと考えておりますが。
そうこうして居る処に不動産業者様から連絡が有りました。
先の見積もり結果のGOサインでもと期待をして電話へ、
(先の見積もりに付きまして現在弁護士共打ち合わせ中で未だ結論は出ておりません、
そんな中で申し訳御座いませんが蔵の解体、木々の伐採見積もりを合わせて
お願い出来ないでしょうか?)
金額が大きくて二の足を踏んでいて返事をもらえないのではと考えておりましたが・・
蔵の解体作業に木々の伐採作業の見積もりも・・
どのようになっているのか私共では見当も尽きませんが早急にグループ会社と同行にて再度現場へ出向く段取りとなりました。
来月早々に解体見積もりの作成作業となります。
何れの作業も合い見積もり作成の為となりますとドット疲れが出て来そうです。
先ずは先様のご要望に沿いながら誠心誠意頑張ります。
本件も弁護士事務所、地元不動産業社経由の作業の為写真UPはご遠慮致します。