厳しい寒さ?冬期間、そんな時に・・・
連日雪が降り続く天候となっておりますが、最近は毎日のように仕事帰りにマリーナへ直行し自船の状況確認、隣船はどうかなどをチェックしております。
冬の強い西風に雪が降り積もり重みを増した船は横揺れが激しく、係船ロープのチェックを怠ると大変なことになります。今年も強い西風に煽られ2度ほどロープ切れや解れを発見し即座に交換対応を実施していました。
毎日のように降り積もる雪、ドカ雪ですと日増しに船体も雪の重みで沈み込みます。
また船上の排雪作業が大変で、家の敷地の除雪作業に比べ船上では雪を海に捨てればいいのですが、船体表面に突き出た器具や装置が沢山ありスコップ先など当たると後が大変です。
狭い作業面積ではありますが結構気を使いながら時間を要します。この冬もすでに8回ほど作業しましたが、春先の海洋散骨葬に備え日常の管理業務が大切となります。
雪解け時は陸揚げをして外見はもちろん、機関の点検、定期の部品交換作業が待っております。毎年の事ですがいつ、どの機関を点検、もしくは部品を交換したか等書面にて国土交通省への届け出作業が待っています。(業務船のため義務付けとなります)
現在の埋葬法と先日のヤフーニュース関連記事
「名古屋市発、身寄りのない13人火葬せず、遺体を最長3年超保管」
埋葬業者の保冷施設での保管とされていた事例ですが・・・、監査委員の監査で判明したと言い、市は担当職員7名を懲戒処分にした、このような内容でした。
民間保冷施設への支払い金額もさることながら常識を逸脱した前代未聞の事件と言えます。
現在の墓地埋葬法では身寄りのない方が亡くなった場合、遺体の埋葬、火葬を行うべき方が判明しない場合は市町村長に埋葬火葬を行う義務を課しています。
時々ニュースにも流れますが親族が亡くなった場合には適切に葬送しなくてはいけない、これを怠りますと死体遺棄罪となります。亡くなった親を押し入れに入れ3年も経つとか最近も嫌なニュースもありましたが・・・。
本件の場合は市長である河村たかし市長が死体遺棄罪で訴えられるかもしれません。日常業務の末端の業務内容を知っていたかなどは不明ですが、市長としての責任は重大でしょう。
市町村も税金徴収にばかり気を取られず、一人暮らしの高齢者家庭の親族調査などを普段から行っていませんと、いざという時に亡くなった方の親族調査にご遺体の受取人を探すのに大変な時間と労力を費やすことともなり、上記の理由で早々と火葬など行いますと後で親族が現れ大変な事案にも発展する場合もあります。法律との板挟みでお役所も大変ではと、分かるようでもありますが本件の事案は明らかに違法と言わざるを得ません。・・私見ですが。
私共、地方都市で暮らす者としてはあまりピンと来ませんが国単位で考えれば平成の時代から新生児数より死亡者数が圧倒的に多い時代となっており人口減少に歯止めが掛かりません。
ちなみに令和2年では新生児数が約84万人、自然死亡者数は137万人ほどです。
団塊の世代(1947年~1949年生れ)もそろそろ天からのお誘いお声がちらほら聞こえてきます。団塊世代、その数約800万人とも・・全てが後期高齢者です。
(2020年 厚生労働省政府統計よりの数値引用)
前記のような事案は既に社会現象としてあちらこちらに現れており最悪の事を想定し備えませんと大変な時代です。社会問題化しつつあります。
祭祀承継者の定まらない放置墓所、放置空き家、ご遺体まで・・・、数年前までは考えられない凄い時代となってきました。
空き家問題 墓じまい 遺品整理 海洋散骨葬
親族、親の死亡時の葬儀費用など上記の案件は市町村から法律に基づいた費用が出ます。もちろん葬儀に対する貯えもなく生活が苦しいなどの場合に限りますが生活保護を受けてる、受けて無いに関わらず福祉葬として現行206,000円まで援助金が出ることになっており、葬儀費用から霊柩車及び火葬費用まで賄い執り行うことが出来るよう法整備されております。
遺品整理、生前整理のご相談を受けますと親のご遺骨を数年自宅保管されている場合も結構な数のようです。墓所も有りながら自身の先々を考慮、墓守不在の実家の墓所、離檀から墓じまいと苦慮する方が大変多いように感じます。
生前整理と遺品整理
先日お電話を頂きました案件は800坪を超える宅地に母屋に倉庫、それに車庫や小さな物置など地上の建物の他に庭木などもあるとの事。
他県で暮らす娘さん(60歳代半ばでしょうか)からお電話のご相談が入っております。80歳後半の母親は認知症も進み現在は施設に入居しているそうですが雪解け時期に現場でお会いしてのご相談となりました。
別件で地元の方からは奥さんのご実家の整理、墓所の墓じまいなどのご相談です。
奥さんのご実家は農家だそうですがやはり建物が多くそれぞれが大きいとか、それに曾爺さんが建造した庭の石や木々がこれまた大変多いとか。ご実家の継承者は姉妹二人、妹さんは他に嫁いで県外在住との事で自身の生活にいっぱいで実家のことまで手が回らない様子。それぞれに事情もありますし、それぞれの思い考えがある事も十分理解はしていますが、事を成すために事前に姉妹間で話し合う必要があるかと思いますが・・・。
それぞれ春の雪解け待ってからのご相談となりますが、物事がスムーズに進むか心配しております。
ご相談者様も高齢となり自身の子供さん達からの実家の整理などを催促されてのご相談。
田舎で親との同居家庭にはあまり縁のない話しですが、例えば大学を出て都会で暮らし始めた長男、長女。ご実家生活も18~20年前後でしょうか?年に数回の帰省ではあると思いますがご実家にもあまり思い入れも無く現在の暮らしが35~40年、この歳になり初めて真剣に取り組まざる得ない難題に愚痴っぽい言葉も聞こえてきます。
このような案件などでお悩みの方お気軽にご相談をお待ち致して居ります。多くの案件に携わりました経験からより良い方策をご提供申し上げます。
お問い合わせはこちらから・・・山形遺品整理