ドラマちはやふる-めぐり-での元主人公の名言

みなさんは、学校での教育に何を期待していますか?
行くことが目的になっていて、特に何も期待していないという人も多いと思います。
2006年にライブドア・ショック、その2年後2008年にはリーマン・ショックと呼ばれる金融危機が起こりました。
立て続けに起こる経済不安から、楽観的だった人たちにも漠然とした不安を抱き始めた時期です。
同時にフェイスブックに代表される「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」が産声を上げた時代でもあります。
2010年には日本で4G通信網が整備され、iPhone4が販売され始めたころからSNSの普及が加速します。
そして近年の少子化や長期の経済停滞などの社会問題が浮き彫りになっていきます。
2019年に放送された「3年A組‐今から皆さんは人質です‐」は、SNSとの向き合い方を世間に問いかける情報化社会への注意喚起がテーマでした。
命がけの教員が自ら犠牲になり生徒に気付かせる「訴え型の教育理念」でしたが、解決の道筋までは表現されていませんでした。
そして今年、2025年に放送された「御上先生」「なんで私が神説教」は、情報化社会との向き合い方がテーマでした。
情報に振り回され、生徒が何を信じればいいのか分からない現代に、教員の側から生徒を信頼し、自身の「経験という強さ」と「迷いという弱さ」の両方を生徒に伝える姿を描いた作品でした。
自分も不完全な存在で成長しようとしていることを見せ「生徒側から教員を信頼するという道」を用意することで、解決への糸口を作ることを表現していました。
知りたくないことまで知り過ぎてしまう情報化社会で生きている生徒たちを尊重した「新しい寄り添い型の教育理念」だと感じました。
変化の兆しから20年という長い時間が経ち進化した結果、寄り添い型に戻るのかと考えさせられました。
この「失われた30年」と呼ばれる大きな社会変化の間に、複雑に自我が成長した生徒たちに対して、ひとりひとりに向き合う寄り添い型は教員の負担も大きく限界があります。
生徒側から興味を持つことで「考える力」を身に付ける。
それが新しい寄り添い型教育の印象です。



