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いわゆる“冬季うつ病”について、その由来も含め正確に理解する

村田晃

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テーマ:時事解説サイト (JIJICO) 掲載最新記事

- 「いわゆる“冬季うつ病”について、その由来も含め正確に理解する」 - と題する私の解説記事が、
時事解説サイト(JIJICO) に掲載中です。

いわゆる「冬季うつ病」については、その言葉ばかりが先行してその実態が誤解されている懸念を
感じます。
そこで、JIJICO編集部から「冬季うつ病」についての解説を依頼されたのを機に、私の解説ではその
由来を含めて何であるかを、確かな情報源に基づき述べています。

まず最初に、「冬季うつ病」という言葉自体が、国際的な精神医学の診断基準では存在しない病名
だということです。例えば米国精神医学会(APA)の診断基準(DSM-5)では、それをうつ病の中の
「季節的パターン」を持った「季節型」とし、冬とは特定していません。

この「季節的パターン」を持った気分変調を、1984年に米国の精神医学者ノーマン・ローゼンタールが
「季節性気分障害」(Seasonal Affective Disorder[SAD])」と命名したといわれています。
ちなみに、SADは英語で「悲しい・落ち込んだ」という意味ですから、うまく略語を選んだといえます。

つまり「季節性気分障害」という概念は、季節が気分に影響するというもので、必ずしも冬だけを指して
いません。春でも夏でも起きうるというものです。そして「冬季うつ病」は、この「季節性気分障害」の一つ
という位置づけということです。

以下、記事の全文は次のJIJICOのサイトで読めます。
http://jijico.mbp-japan.com/2016/12/30/articles22174.html

村田 晃(心理学博士 PhD University of Denver USA)
      (臨床心理士・富山県スクールカウンセラー)

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村田晃
専門家

村田晃(心理カウンセラー)

うつ心理相談センター

法務省心理技官として25年勤務後、米国の2大学院に15年留学、カウンセリング心理学修士号及び博士号取得。 留学中にうつ病になり精神科病院にも入院。その体験からうつへの関心を強め、以後うつを多面的に研究

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