- 加害者家族の責任とは – について本日(10月22日)掲載開始
「危険ドラッグ」とはご存知のように、従来「脱法ハーブ」と呼ばれていたものを、その危険性をより明確に
するために、つい最近警察庁が決定した新名称です。
しかしながら、その後も県内でも20代の若者が運転中吸引したり、また隣の石川県七尾市では「危険
ドラッグ」の製造工場が摘発されるなど、「危険ドラッグ」は予想以上に身近に広がってきているといえます。
このことについて、時事ニュース解説サイトであるJIJICO編集部より解説の依頼を受け、私が書いた記事
が今日(7月27日)公開されました。
私の結論は、なぜ人が「危険ドラッグ」にひかれるのかを突き止めない限り、規制強化や単なる「使用は
絶対ダメ!」といったキャンペーンだけでは使用は止まないだろうということです。
私は「危険ドラッグ」使用の背景にあるのは、一時的な多幸感や高揚感を手軽に求める気持、と思います。
その中で、ある人は「危険ドラッグ」の使用がもたらす心身への重大な影響を知らずに安易に使用に至って
いると見られます。
そのような人には、まず「危険ドラッグ」の使用がいかに脳など心身に大きな障害を及ぼすかを分かりやす
く説明する必要があると思います。
その意味で、以下の政府のインターネットテレビによる広報番組(9分)は参考になります。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7175.html
もう一つは、「危険ドラッグ」の危険性を認識しながらも使用に至る人もかなりいると考えられます。その
場合は「なぜそれほど短絡的に多幸感や高揚感を求めるのか」を考える必要があります。
これについては個人の資質の問題もあるでしょうが、もっと深層には、個人を取り巻く社会全体の「早急に
結果を求める風潮」も無視できないと考えます。
その意味で個人の問だけに帰するすることなく、社会で取り組む必要があると考えます。
私の解説の全文は、以下のJIJICOのサイトにアクセスしてください。
http://jijico.mbp-japan.com/2014/07/27/articles11260.html
うつ心理相談センター
村田 晃(心理学博士・臨床心理士)
追伸:「心の問題を当事者と共に考える集い(8月2日(土)・無料)に参加しませんか」もどうぞよろしく。
http://mbp-japan.com/toyama/kokorosodan/column/4204/