–「模倣犯」出現とマスメディア報道の影響 – について本日(1月27日)掲載
JIJICO(ジジコ・専門家による ニュースの解説サイト)に、― 「病む先生」10年で3倍、防御策は? ―
との私の解説が、本日(5月1日)掲載されました。
私が述べているのは、一つには、統計上の精神疾患の増加は、精神疾患に対する理解の深まりの
証として一面で意味あることだ、と考えるということです。
その理由は、従来社会的な偏見から表面化しにくかった精神疾患がある意味で社会的な認知を得、
その結果積極的に医療機関を受診するようになったことを反映している、とも言えるからです。
二つ目は、精神疾患の増加は、教員だけの特有現象ではなく、働く人全般に見られる一般的な現象
ではないか、ということです。
最後に、教員固有の問題ととらえた時に、その対応策について教員個々人でできる自己管理について
二点述べています。
なお、教員を取り巻く職場環境や組織に伴う構造的な問題についての対応策は、文部科学省が既に
種々の提言や政策を打ち出しているので、ここでは触れていません。
教員個々人でできる自己管理の一つは、いわゆる燃え尽き症候群(バーンアウト)に対する対応であり、
もう一つは、自己理解のために援助を積極的に利用する姿勢です。
詳細は下記にアクセスしてください。
http://jijico.mbp-japan.com/2014/05/01/articles9437.html
うつ心理相談センター
心理学博士・臨床心理士 村田 晃