学び直しの英語で起死回生の・・
社会人の方、お二人の事例をご紹介します。
中学・高校時代に通っていらっしゃったAさんから11年ぶりに連絡を頂きましたのは1年前のことでした。今は立派な社会人となっておられます。久闊のご挨拶とともに「英検・TOEICの学習をしたい」との一文が記されています。忙しい社会人生活の中で更なる目標を持ち、より一層の高みを目指す御姿勢に胸打たれました。
目標は英検準1級だそうです。彼女とは高校生の時に2級を取得した思い出があります。あれから10年あまり、今度は難関上級資格である準1級へ立ち向かう向上心が素晴らしいです。お仕事前の午前中に熱心に通ってこられる彼女と密度の高い濃密な学習を積み上げ、遂に準1級合格を果たされたのです。しかし順風満帆だったわけではありません。合格に至るまでの間に2回の英検で涙を呑まれたのです。その失敗を分析し、弱点を補強し、研鑽を積み重ねた結果が快挙につながりました。「折れない心」の大切さを教えていただきました。おめでとうございました!
Bさんはアラサーの社会人でいらっしゃいます。「現状では単語の羅列やフレーズの丸暗記の様な対応しかできず、もどかしく思うことが多いです。是非、そちらで基礎から教えていただけないでしょうか? 」胸打たれる御文でした。現状へのもどかしい思い、基礎から学びたいという真摯な御姿勢、そして文全体に流れるお人柄の素晴らしさ・・。
Bさんも平日日中にお出でになれましたので、すぐに学習が始まりました。最初の時点では意欲ばかりが空回りして体系的な英語運用は難しい状況でした。ですので、基礎の基礎、イロハのイからやり直しました。彼女はその基礎を大変に喜ばれるのです。
「あー そういう意味だったんですか」と素直に感動されます。例えば三単現は全くご存じありませんでした。しかし1から紐解いてご説明しますと「今まで、なんで複数でもないのに s が付いているのかと疑問だった、複数とは話が違うんですね!」と嬉しそうに納得されます。ちなみに、そのあと彼女の使う英語で三単現の間違いは消滅しました。ただの一回も外しません。大変な進歩と思います。
そんな彼女がポロリとおっしゃったのです。「学生時代は英語が大の苦手でした。中学生の時に4級までは取ったけど3級は取れませんでした。今なら受かりますか?」「もちろんです!」
それから試験に向けての長文やリスニング、さらにはライティングの対策を丁寧にこなしました。長文やリスはたちまち仕上がりましたがライティングは苦労されています。ですのでとりわけその点を大切に対策しました。
結果が出ました。ハイレベルなスコアで合格なさいましたが、ななななんとライティングの得点率が9割です。すべてのパートの中で最もハイスコアでした。中学時代に挫折した英語で見事にリベンジを果たしたBさん。15年越しの快挙です。おめでとうございました!
「達成の喜び」と「そこに至る苦労」を生徒さん共々ご一緒できますのは当館にとっても掛け替えのない喜びです。ありがとうごさいました!
花開く