リスニングの真実/苦手が満点に
進度が早いことで知られる難関中学校に通う中2生のA君。当館へお出でになって1年くらいでしょうか。英語で苦戦されているとのことでしたが大変に才能豊かで優秀な生徒さんです。英語の考え方、基礎から始まって、表現力、語彙力、と仕上げていきました。イメージとしては90点くらいは取れそうな手応えになってきました。ところが定期テストの結果をお聞きしますと思ったほどでもありません。「答案を持ってきてください」とお願いしました。失点分析をするのです。
その際にお母様にお送りしましたメール(抜粋)です。
「テスト拝見しましたが、大変に良く出来ています。文法も英作も長文も見事です。何より綴りが正確なことに驚きました。生徒さんでこんなに正確に綴る人は珍しいです。素晴らしいです。若干の文法ミスは対策をしました。そしてリスニングです。壊滅しています。2/20はビックリですね。1割しか取れない人は初めて見ました。
そこで、本日は徹底リスニング対策をしました。リスニングはただ「浴びるように聞く」のでも「習うより慣れろ、経験だ」でもありません。それがリスニングが出来ない最大要因です。なぜ聞き取れないか、どうすれば取れるか、の正しい方策、具体的手法が種々、存在します。詳しくは説明したプリントをご覧ください。
1つ1つ説明し、理解・実践の上、本物のリスニング問題30題に取り組みました。中学2年終了レベルの問題です。第1部 7/10 第2部 9/10 第3部 8/10 合計24/30(80点/100点)を取られました!10点だった人が80点になったのですから大躍進です。才能は全く申し分ありません。正しい取り組み方を御存じなかったのがこれまでの敗因です。これからは変わります。もう大丈夫です。」
そして迎えた今般の2学期中間テスト。本日お出でになったA君に尋ねてみました。「リスニングどうでした?」「◇△・%・」「え?なんですって??」お声が小さくて聞き取れません。「まんてんです」「えええ!?、満点て言いました?」「はい」なんだか気恥ずかしそうに仰るのです(笑)。「えええええ超凄いですね。2点だったものが20点になったのですか?」「・はい・・」「素晴らしい~~天才です、神です!!」
苦しみに苦しんできた苦手の分野でしたが正しい道筋と経験が加わればちゃんと花開きます。これを自信の礎として更なる高みに向かって躍進されることを願っています。