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「涙にくれた日々」を乗り越え「栄光の日々」へ

上野伸彦

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◆当時、高校1年生だった女子生徒さん、Aさんのお父様からメールを頂きましたのは3年前の冬のことでした。英語をどう勉強したらよいか分からない、英語を分かるようになりたいと涙ながらに仰っているそうです。特にリスニングと文法が苦手とのことです。御本人様はもちろんですが傍で見守る親御様の苦悩もひしひしと伝わってきました。親としてもどうしてもよいか分からず(色々調べて)当館のサイトにたどり着いたそうですが、読むのも辛い文面に心が痛みました。

◆空き枠がありませんでしたので翌年の2月4週目から当館に通われ始めました。最初の授業の後、お父様からメールが届きました。「とても嬉しそうです。帰りのクルマの中で今日の内容をとても楽しそうに話していました!あっという間の時間で、分からない点を的確に教えて頂けたり今後の進め方に関して不安に感じていた部分もなくなり、もっと早くから通いたかった」と仰っておられるそうです。笑顔が戻って本当に良かったです。

◆ところで大学入試は膨大な量を対象としますので付け焼刃は全く意味を為しません。「1週間で完成」とか「奇跡の大逆転」みたいなものが奏功するなら世の中は英語の達人だらけのはずです。当館での英語学習は種まきから行ないます。それから水をやって、芽が出て、茎が伸び、花が咲くのには少なくとも1~2年の歳月が必要です。

◆Aさんも苦しい時代が続きました。当初は100点(200点中)が届かぬ壁だったのです。しかし目先に一喜一憂しないことの大切さを肝に銘じ、下積みの時代を歩き続けました。1年経った頃、「そろそろスコアが動きませんでしたか?」とお尋ねしました。「・・いえ、まだ、そうでも・・」「そうですか、大丈夫です。必ず良くなります。」それから1~2か月ほどしてまたお尋ねしました。「結果、動き出したでしょう?」「はい、良くなってきました!」「当館は共通テスト本番がこれまでで一番良いスコアだったという人が多いのです。これからまだまだ伸びます。楽しみにして下さい!」

◆それから1年が過ぎました。いよいよ迎えた共通テスト本番、なんとリスニングで8割を取られ、合計でも150点のハイスコアをマークされたのです。「リスニングと文法が苦手と涙を流されていたAさん、100点の壁に苦しんでいたAさんが成し遂げた壮挙であるだけに感激もひとしおです。そして続く一般入試で念願の薬学部に合格されました。「医歯薬」という言葉があります。その3学部はとりわけ難関なのです。それを射落としたAさんの懸命で健気なご努力に心からの祝意と敬意をお送りしたいと思います。

◆これからの長い長い人生、時として壁にぶつかることもあるかもしれません。しかしAさんならきっと乗り越えられます。だって、あの「超苦手だった英語」ですらこんなに素晴らしいハイスコアが取れたんですから。Aさんの辞書に不可能の文字はありません。意気高らかに頑張って下さい!



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