模索も苦悩も・・　合格！

　　　　　　
「駄目なら浪人します」。共通テスト後に仰っていた言葉です。志望校選びも苦悩なさっていました。準1級合格者は英語の得点が満点に計上される国立大学の国際系にするのか、しかし英語以外の理数科目に自信がないので総合点で入りやすい別の大学にするのか・・、などなど。当館もコンピューターからデータを種々、出力印字しながら様々なお話をしました。共通テストでの英語の得点は9割ほどですので「入りやすい大学」を探せばいろいろと出てきます。しかしながら「入りたいところ」ではなく「入れるところ」へ進んだとしても後々後悔します。

第1志望は津田塾大学の英語英文もしくは国際でした。別表をご覧ください。上智や東大、東外大に比肩する難関校です。そちらに合格すれば受験は終了するのですが、中々確信は持てないので苦悩なさっていました。その際に出たお言葉が「駄目なら浪人します」でした。夢に向かって妥協しない、凛として気高いご姿勢に胸打たれました。

本日、合格されました！
第1志望の津田塾大学英語英文学科です。

「念ずれば通ず」と言いますが彼女の熱き思いがなければ決して達成し得なかったことは疑いの余地がありません。無論、努力も才能もあるでしょう。しかし「易き道」を当初から度外視し「険しき峰」を目指し続けた御姿勢こそが快挙を生んだ何よりの礎と思います。ちなみに彼女は富山東高校に在籍なさっています。当館で学習を始めたころ「中部の上位層の生徒さんでも及ばない才能を持っている」と申し上げたことがあります。「歩く英語」、「英語が服を着て歩いている」、「英語をやるために生まれてきた」とメールしたこともあります。しかしそうした彼女でも此処までの道は「いばらの道」であり「苦悩の連続」だったことを忘れてはなりません。これからの長い長い人生には照る時もあれば降る時もあります。しかし如何なる時も今回の経験を糧に乗り越えていって下さい。おめでとうございました！