リスニングの真実/苦手が満点に
2022大学入試共通テストの結果が続々届いています。
取りあえずお一人の事例を紹介します。
難関進学校に通う女子生徒Aさんのお母様からご連絡を頂いたのは2019年11月のことでした。「高校入試でも英語が足を引っ張っていたが高校入学後は外部模試も校内テストも半分も取れなくなった」とのことでした。その時点では空き枠がありませんでしたのでお待ちいただくことになりました。数か月後、22:00~23:10の枠が空きました。「遅い時間帯ですがお出でになってみられますか」と連絡しましたら「英語が克服できるならどんな時間でも通いたい」「明確な目標があり、何としてでも英語を克服したい」とのお答えでした。凛として迷いのないお返事に胸打たれたのを覚えています。
こうして学習が始まったのですが半分も取れないレベルの生徒さんではありません。溢れ湧く才能、豊かな言語センスをお持ちの才媛でいらっしゃいます。ただ、現状での達成度が低いことは事実でした。「必ず英語得意人になれます。ただし今から芽が出で茎が伸び、花が咲き、そして実が成るまでは長い道のりです。焦らず・慌てず自分を信じて頑張って下さい」と申し上げました。
そして迎えた共通テスト本番、英語は161点のハイスコアをマークされました。あの難しい長文とリスニングで合計8割超えは素晴らしい快挙です。そもそも100点に届いていなかった生徒さんです。「熱き信念岩をも砕く」を地で行くAさんの偉大なる人間力に心からの拍手と絶賛をお送りしたいと思います。