リスニングの真実/苦手が満点に
以下は7年前に記した当館記事の一部です。
(以下抜粋)
当館に通う小学校5年生の生徒さんが英検2級に合格されました。
2級は大学入試レベル、合格率は20パーセントほどです。
~中略~
小学生の親御さんから入校の問い合わせを頂きました。
「今、小学校3年生です。英検準2級に受かったんですが、そちらで2級のための勉強をさせて頂けないでしょうか?」
「えー、小3で準2級に受かられたんですか。素晴らしいですね。ただ、う~~ん、2級ですか。2級ともなると踏み込んだ背景力が必要なんです。環境問題がどうだとか貿易摩擦がどうみたいな大人の視点を求められるんですが(新)小学4年生にはちょっと厳しいかもしれませんねぇ。」
「それが、社会的なことに興味を持っているんです。多分、根本的に勉強が好きなんじゃないかと思います。この前もdivorce(離婚)という単語を見つけて、「離婚て何?」と聞いてきて・・~以下略~」
そうした面の必要性を理解なさるお母さんにも共感しましたし、そのような内容力に関心を寄せる生徒さんにも興味が湧きました。
こうして彼女との学習を始めて2年、一歩一歩、丁寧に階段を昇り、遂に2級合格の快挙を成し遂げられたのです。
小学校5年生の3学期でした。」
(以上抜粋)
その後、一旦、当館を離れられたのですが、4年後、新高2生になった彼女が当館にカムバックされました。
新たなる高みを目指しての再開に胸躍ります。
記憶にある彼女の面影は小学生ですが、再会しました彼女はすっかり大人の雰囲気をたたえた素敵な女性になっておられます。
時の流れの早さ、時の重みを感じずにはいられません。
それから2年、基礎から応用まで幅広く扱いながら研鑽を重ねてきました。
通っておられる学校ではTOEICが必須になっていますのでその対策に力を入れました。
通い始めて1年で700を超えたスコアは本年1月のTOEICで遂に810に達しました。
もちろん学校では断トツ1位です。
高3生での810は滅多に出ないハイスコアです。
プロの大人の方でも810を取るのは簡単ではありません。
英検2級のTOEIC同等スコアは550ほど、準1級の同等スコアは750ほどです。
ちなみに高校の英語教師に文科省が求めるTOEICスコアは730ですが、実際の数値は620という統計があります。
810が如何に高スコアかが分かります。
小5で取った2級も素晴らしかったですが、長い目で将来を展望し、志を貫き、遂にオーバー800の壮挙を成し遂げた彼女の才能と御努力に頭が下がります。
おめでとうございました!
桜咲く!