リスニングの真実/苦手が満点に
今年度の春の英検結果が出揃いました。
当館から準1級に3名の方が同時合格されました。
その中のお1人は高校生です。
英検は2級までは中級レベルですが準1級からは上級レベルになります。
よく言われるのは「準1級は2級の延長ではない」ということです。
別物と言っていいほど飛躍的にレベルが上がります。
ちなみに合格率は10パーセント台です。
英会話大手のI校が出している英会話講師の求人欄に「英検準1級以上、またはTOEIC700以上」と記されています。
ことほど左様に準1級とは「プロの資格」なのです。
現在高3生であるAさんが当館にお出でになったのは2013年12月のことでした。
当時は中1生でした。
英語に対する並外れた才能と強い学習意欲を持っておられます。
学校の英語のテストはいつも1番です。
当館に来られて早々、中2の春には英検2級に合格されました。
その合格発表があった時、彼女は毅然として「私、絶対に準1級も取りたいんです」と仰ったのです。
普通の方なら、中2の春で2級に受かれば「ほっとする」ものだと思います。
しかしAさんは受かった刹那から「次のステップ」を考えておられます。
その時の爛々と輝く鋭い眼光を印象深く覚えています。
その後、思ったより厚い壁に阻まれて苦しかった時期もあったのですが、凛として前を見て、へこたれずに歩き続けた成果が今日の栄冠につながりました。
「熱き信念、岩をも砕く」を地で行ったAさん・・
その類いまれなる才能と努力を惜しまぬお人柄は日本国の将来を背負って立つ逸材です。
彼女の無限の未来に幸多かれと願わずにはいられません。
おめでとうございました!
夢への一本道