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春到来 ~サクラサク~

上野伸彦

上野伸彦

  
先般、本欄に大学受験センター試験の話題を記しましたが、引き続き、大学入試の話題です。

早々と大輪の花が、2輪、咲きました。 

A君が当館を訪れられたのは今から6年前のことです。
彼が中1の5月の時でした。
彼は中高一貫校に通っておられました。
県内で唯一の一貫校は進度が速いことで知られています。

入学間もないA君も戸惑っておられました。
それまでは特に英語の勉強をされてはいなかったとのことで何がなんだか分からないご様子です。
それを見守る親御さんも大変に心配なさっておられました。

その時申し上げたのは「これまでに英語の勉強をしていないのは全く問題がない。むしろその方が良い」
ということです。

小学校で習う「楽しい英語」と中学校以上で学ぶ「学問英語」は根本的に別物です。
小学校時代の感覚を引きずっているために却ってつまづく事も散見されます。
逆に言えば「早く小学校感覚を断ち切る」ことが中学英語順応への第一歩です。

持って生まれた才能には目を見張るものがあるA君。
たちまちの内に英語を得意教科へと変えていかれました。
1~2ヶ月後だったでしょうか、「今度の期末試験は何点だった?」とお尋ねしました。
「95点でした」
(古い話なので正確には覚えていません、98点だったかもしれません)

当館に入ってこられたばかりの頃の、ちょっとドギマギしたご様子が目に浮かびました。
彼は新たな科目である英語への処し方が分からず困っておられるのが伝わってきました。
しかし今、それを乗り越えハイスコアを手にした安堵の表情。

両者を思い比べて胸が詰まったのを覚えています。

その後のまる6年間、A君は雨が降っても槍が降っても熱心に通ってこられました。
そして昨日、遂に、念願の国立大学医学科に合格(推薦入試)されました、

初めてお会いしたA君はいたいけない中1生だったのです。
今は筋骨たくましき高3生です。
そして医師へのドアを開き輝かしい未来へと船出するA君。

その長きにわたる彼の成長ぶりを思うとき深い感慨を禁じ得ません。
当館でも中1から高3まで丸々6年間在籍される方は少ないのです。

そして陰になり日向になり付きず離れず見守り、ご連絡を下さったお母様のご労苦に
衷心よりの敬意を表さずにはいられません。
お母様も本当に偉かったなぁ、と思うのです。

この度は晴れの第一志望合格、誠におめでとうございました。


先般、中部高校生のセンター試験についての話題を記しました。
その中のDさんが早稲田大学に合格(推薦入試)されました。

先般の記事の中で「余裕の184点」と書きましたが、彼女にとっての184点は小手調べ的スコアなのです。
満点でも良かったかな、というくらいの才女でいらしゃいます。
彼女は中三生の時に当館へお出でになって足掛け4年の在籍でした。

出来ない生徒さんを出来るようにするのが当館の仕事です。
大変にやりがいのある仕事です。
一方で「出来る人をもっと出来るようにする」のもワクワクする仕事です。
Dさんはまさにそういう生徒さんでした。

そういう生徒さんは遠慮と配慮がいらないのです。
教育的配慮を考慮せずに私の地のままで言いたい放題が言えます(笑)。
それに一切タイムラグなしで付いてきてくれるのがDさんでした。

輝く大学生活をお祈りしています。
おめでとうございました!





サクラサク

   

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