■講演やセミナーについて■
国立新美術館
会期終了せまる「ゴッホ展」なんとか見に行くことが出来た。
「ゴッホがいかにして『ゴッホ』になったか」
今年はフィンセント・ファン・ゴッホが没して120年目。
27歳で画家になることを決意したゴッホが、
様々な画家たちやその作品から、
影響を受け吸収して自らの創作活動にとつなげて行く過程。
そして彼の生き様をも語る展示はとても面白かった。
特に、ゴッホのアルル時代の寝室を会場内に再現し、
作品「アルルの寝室」と見比べながらの試みは必見!
しかし再現された「アルルの寝室」は意外に狭く、息が詰まりそうな空間。
部屋に使われている黄色やブルーの色彩からは
この地での不安定なゴッホの心身をも垣間見るよう。
まるで、ここでのゴーギャンとの共同生活に破綻をきたし、
精神が病んでいくことを予期させるかのような部屋だった。
ゴッホ芸術の秘密、人間ゴッホにちょっと触れたようなそんな感じ・・・。
ゴッホ展の後、目にした東京ミッドタウンのイルミネーション
これまた都会の寒空に映え美しかったわあ。