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ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツで構成されています。
前回、ヘッド、シャフトに関しては触れましたが今回は最後のパーツ、「グリップ」です。
グリップはクラブの中で唯一、体との接点の部分であり非常に重要な要素を持っています。
素材による握った感触、太さ、テーパー率などプレイヤーにとって握りやすい感覚はそれぞれで、手の大きさや握り方によっても合うグリップは変わります。バックラインの有無でもフィーリングは変わります。バックラインがあるといつも同じ握り方をし易いですがウェッジのようなフェースを開いたり閉じたりする物や最近多い可変機能付きのクラブはシャフトを回すとバックラインが意図しない方向に向いてしまうのでバックラインが無いものを勧めますね。
素材も多種多様になり従来の「生ゴムタイプ」や最近は「樹脂製ゴム」のものが増えてますね。
樹脂製ゴムの場合、色を混ぜ易い為、カラーバリエーションも多いです。
グリップの形状も様々で通常はグリップエンドから先に向かってテーパーがついていますがテーパーの少ない物(右手と左手の太さがほぼ同じ)にする事で右手の使い過ぎを抑制できます。
一般的にラバーグリップ(ゴムのみで成形された物)は軟らかく、コードグリップ(ゴムにタコ糸のような物が織り交ぜてある物)は硬いです。グリップが軟らかいとシャフトも軟らかく、グリップが硬いとシャフトも硬く感じます。これは実際のシャフトの硬さとは関係性は無いところですが非常に重要です。
現に私もウッド系はラバー、アイアンはコード、ウェッジはラバーで使っています。
シャフトも太い物、細い物がありますので同じグリップでも太さが変わります。その際は内径の異なる物や下巻のテープの厚さを変えます。
今、最も重要なのが重量です。一般的には50g前後の物が多いですが、最近クラブの軽量化に伴いヘッドを軽くする為今までの重量のグリップではバランスが軽くなるので軽量グリップを採用しているメーカーが多いです。
一番軽いものは25g!2gグリップ重量が変わると0.5ポイントバランスが変わります。50gのグリップと比較すると6~7ポイント変わる為、振り心地が全く違ってしまい今まで合っていたクラブが合わなくなる事もあるのでグリップ交換の際は気を付けてください。
自分でやったり知識の無い店舗でやるとバランスを無視したり、真っ直ぐに入っていなかったりする事も多い様なのでグリップぐらいと侮らず信用のできるクラフトマンがいるお店での交換をお勧めいたします
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