ラピフォートワイプ
原発性腋窩多汗症の新しい塗り薬「エクロックゲル」が処方できるようになります。
これまで多汗症の治療に使用されていた塩化アルミニウム液とは
作用機序が異なる保険適応のある塗り薬です。
エクロックゲルの適応
エクロックゲルは原発性腋窩多汗症の方が適応となります。
原発性腋窩多汗症の診断基準は
以下の6項目のうち2項目以上あてはまること
また明らかな原因のないまま6ヶ月以上症状が続いていることとなります。
・最初に症状がでたのが25歳以下
・左右でおなじように発汗がみられる
・睡眠中は発汗が止まっている
・1週間に1回以上多汗の症状がある
・家族にも同じ疾患の患者さんがいる
・脇汗によって日常生活に支障をきたしている
また多汗症疾患重症度評価尺度(HDSS)
下記の3や4にあてはまる方が対象です。
スコア1 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障が無い
スコア2 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
スコア3 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
スコア4 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある
エクロックゲルの作用機序
エクロックゲルの有効成分は
エクリン汗腺が交感神経から伝えられる汗を出す指令を受け取る
受容体をブロックすることにより発汗を抑えます
エクロックゲルの塗り方
直接手で塗らず、キャップ部分の
アプリケーターの上にワンプッシュ薬を出し、それを片脇に塗ります。
また1プッシュだして反対のわきにも塗ります。
1日1回使用します。
↑中央の白いキャップの部分がアプリケーターです。
詳しくは診察でご相談ください。
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