キュアジェット導入しました
うおのめとは
うおのめ (鶏眼 けいがん)は圧迫や摩擦などの機械的な刺激が繰り返して
かかることにより皮膚の角質が硬くなったものです。足の2番目の指の根元の
下の方や足の小指の横によく見られます。硬い角質がくさび型になっている芯が
あり、歩行時に圧迫されると痛みを伴います。
たことは
たこ(胼胝 べんち)も同様に圧迫や摩擦などの機械的刺激がくりかえされるとできます。
はっきりとした芯はなく皮膚の一部が硬く盛り上がっています。
骨がすぐ下にある部分が圧迫されるとなりやすく、中指のペンだこ、
正座のため足首付近にできる座りだこなどがよく知られています。
うおのめ・たこの治療
治療はスピール膏を使用して患部を柔らかくして芯や硬い角質を削ります。
日常生活では圧迫などの刺激をさけるようにします。
パッドや中敷きなどで圧力を分散させるのも有効です。
スピール膏による治療について
スピール膏はうおのめやたこの治療に使う貼り薬です。
貼っておくと成分のサリチル酸の作用で
皮膚の硬い部分が柔らかくなりますので
削る処置がしやすくなります。
スピール膏の貼り方は
1.まずスピール膏をはさみで患部の大きさよりひとまわり小さめに切ります。
患部が小さい場合はスピール膏があまり小さすぎるとふやけ方が足りなかったり
削る処置がやりにくかったりしますので、クリニックで貼ったぐらいの大きさで
貼りかえていただければと思います。
2.スピール膏の裏の台紙をはがしてはります。
3.固定のテープを上からはります。
固定のテープは特にこれでないといけないというわけではありませんが、
キズバンではってずれたとか、市販のものでうまくいかなかったというお話もよく聞きます。
何を使ったらいいかわからない場合はご相談下さい。
4.1日1回毎日同じように貼りかえてください。
患部の硬い部分が正常な部分と分かれてきて、スピール膏にくっついている場合は
貼りかえの時に無理に引っ張らないように気をつけて
スピール膏に張り付いている部分を少しずつそっとはがして下さい。
浮き上がっているふやけた患部は
ハサミでそっと切り取るなどして整えていただいても良いです。
スピール膏を貼るときは大きさに気をつけることと固定が大事です。
スピール膏が大きすぎたり、歩いてずれるようですと
周りの正常な皮膚がふやけ、むけて痛くなる原因になりますのでご注意下さい。
貼って1週間ぐらいするといい具合にふやけてきますので受診して下さい。
スピール膏の貼り方動画
スピール膏の貼り方を動画で解説しています
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