ディフェリンゲルのかさつきにお困りの方へ
にきびの新しい保険適応の薬剤「ベピオゲル」が処方できるようになり
当院でも処方を開始いたしました。
ベピオゲルの作用機序
抗菌作用と角質剥離作用
ベピオゲルの有効成分過酸化ベンゾイルが
抗生物質とは異なる作用機序でにきび菌などの増加を抑えるので
長期間使用しても耐性菌を生じにくい薬剤です。
また角質の剥離を促す作用があり毛穴のつまりを改善します。
以上の作用機序より
化膿して炎症をおこしているにきびと
炎症がない面疱の状態のにきびにも効果を発揮する薬といえます。
目に見えないにきびのできはじめである微小面疱を減少させ
にきびの繰り返しを防ぐ効果もあると考えられます。
ベピオゲルの使い方
ベピオゲルを塗るときには次のような点に気をつけてください。
・1日1回洗顔後に塗布します。
・化粧品や他の薬剤を使用する時は塗り方の順番については
個別に説明いたします。
・塗る範囲は赤いにきびがある部分だけでなく、
目に見えない微小面疱などの改善のため、
にきびができやすいところ全体に広めに塗ります。
・塗る量は顔全体に塗布するときで1FTU(ワンフィンガーチップユニット)=
成人の人差し指の先から第一関節まで、チューブから出した量となります。
塗る範囲がこれより狭い場合は範囲に応じて加減します。
・薬をおでこ、鼻、顎、両頬に点在させた後、薄く広げていきます。
目の周りや、くちびるやキズのある部分には付かないように気をつけてください。
・この薬には漂白作用があるので髪の毛や衣服につかないように気をつけてください。
・使用後は手を洗ってください。
・日中外出するときは紫外線予防をしてください。
・高温に対してやや不安定な薬剤なので凍結を避けて25度以下に保存してください。
ベピオゲルを使用中にこんなことがおこったら
ペビオゲルの副作用には
皮膚がかさかさ粉を吹く、薄く剥がれてくる
刺激感がでる
皮膚が赤くなる
全身性の過敏反応(発熱・発疹)などがあります。
症状により中止や休薬する必要がありますので
このような症状があればご相談ください。
にきびでお悩みの方はご相談ください
これまでの処方薬と異なる作用機序の薬剤の登場で
他の薬剤と組み合わせるなどしてより効果的ににきび治療が進められるようになりました。
翌月には抗生物質と過酸化ベンゾイルの合剤である「デュアック配合ゲル」も処方できるようになります。
治療の選択肢が増えることによって
これまでのにきび治療でうまくコントロールできなかった方も
よりよい結果を得ることができるようになるかと思います。
にきびでお悩みの方はご相談ください。
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