毛虫による皮膚炎

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:虫刺され

チャドクガ、モンシロドクガの成虫、毛虫がいる
樹木の周囲で遊んでいたり、
草むしりなどの作業をしているときに
それらの毒針毛にさされて発症します。

毛虫は年2回(6月から7月と9月から10月)発生し
椿やサザンカにつきます。

【症状】
首や腕などの露出部に赤い丘疹ボツボツができ、
強いかゆみを伴います。

しだいに服に隠れていたからだの方に
ひろがることが多いです。

毛虫の毛(毒針毛)でなるので
虫を直接触っていない場合や見ていないといわれる場合も多いです。
葉っぱに残っていた毛虫が脱皮した皮にも毒針毛があり
これに触れたり、風で飛んできて体に付いてしまうことも
あります。

毛虫がいる木の近くで遊んでいたり、仕事をしていた、
あるいは洗濯物を干してあったなどの状況がないか
思いだしてみましょう。

【治療】
かゆみどめを内服したり、強めのステロイド外用剤を
使用します。

【刺されたときは】
初期のうちにガムテープなどを使用して毒針毛を
とりのぞいたり、石けん水などで洗い流すなどの
処置をすると軽くすむようです。

また受傷した時に着ていた衣服は他の服とは別に
しっかり洗濯しておくようにしてください。

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梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

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