爪水虫のパルス療法

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:水虫

夏になり水虫の患者さんが増えると共に
爪水虫を治したいとご相談に来られる方も多くなってまいりました。

爪水虫の内服治療は飲み薬を毎日のむ方法がありますが、
なかなか毎日は内服できない、続かないという患者さんもいらっしゃいます。

治療期間が短い方法(内服する期間ですが)としまして
パルス療法という間欠的に飲む方法がありますのでご紹介します。

イトリゾールのパルス療法は イトリゾール(イトラコナゾール)という飲み薬を

毎日内服するのではなく

まずは1週間に集中して内服(1日2回朝夕食直後各4カプセルずつ飲みます。)して、

そのあとの3週間はお薬を休むということを3回繰り返すという 内服方法をとる治療法です。


3回の内服終了後も薬剤が爪の中にのこっているので 水虫菌に対して効果を発揮します。

3回の内服終了後は爪の状態を定期的にチェックしていき、 きれいな爪に変わるのを確認します。



毎日飲む方法に比べて、服薬する期間が短く、通院する日数が少なくて済むこと などより、

なかなか毎日飲み薬を飲む方法で続かなかった方でも 行いやすい方法かと思います。


注意点として、イトリゾールは相互作用があるお薬が多いので

以下の薬剤を内服されている方はイトリゾールを飲むことができません。

ピモジド、キニジン、ベプリジル、トリアゾラム、シンバスタチン、

アゼル二ジピン ニゾルジピン、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン、

バルデナフィル、エプレレノン、 ブロナンセリン、シルデナフィル、

タダラフィル、アリスキレン、ダビガトラン、リバーロキサバン。

肝臓または腎臓に障害があり、コルヒチンを内服中の方。


内服時の注意点としてはお薬の吸収率をupさせるため、

食直後に内服するのがよいとされています。


治療ご希望の場合は 現在内服中のお薬の内容がわかるもの

(お薬手帳や薬剤情報提供書など)と

健診などで採血検査をされていれば

検査結果のわかるものを ご持参いただければと思います。


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専門家

梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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