虫さされ部分のかゆみが続いているとき

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:虫刺され

虫さされや湿疹などの部分をずっと掻いていると
ひふがこげ茶色のしみのような色になり、
硬くいぼのように盛り上がって痒みが続く場合があります。
このような状態を結節性痒疹といいます。

前シーズンの虫さされ部分がずっと治らないということで
受診される方もよくいらっしゃいます。

治療はステロイド外用剤やシール剤を使用しますが、
皮膚の盛り上がりがとれるまで継続しておこなう必要があります。
触ってみてゴツゴツという感じがとれるまでしっかり続けてみましょう。



また、掻くことにより、慢性的に皮膚を刺激することが
治りにくくなる原因になりますのでボリボリと掻かないようにします。
痒みどめの飲み薬を服用するなどして掻くことを予防するのもよいと思います。

治りにくい場合は液体窒素をあてたり、
ナローバンドUVBやエキシマライト等の紫外線療法が有効な場合があります。


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梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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