やけどをしたら

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:やけど

やけどをしたら、水道水でよいのですぐに(服の上からやけどした場合は服の上から)

15~30分ほど冷やします。

冷やすことによってやけどの進行を抑えたり、痛みをやわらげることができます。

広範囲の場合は低体温にならないように冷やしすぎに注意が必要です。

また、やけど部分に薬以外のものを塗ると患部の診察の妨げになったり、

かぶれや細菌の感染を起こすことがありますので、

患部に油や薬などを塗らずにすぐに医療機関へ受診してください。


そしてあぶないやけどといえばごみや紙を燃やしていてなるやけど。

結構来院されます...とくに燃えないからといって

灯油などをかけていっきに火が燃え上がり服や髪の毛に引火してと...

火に油をそそぐではありませんが、火のやけどは深い場合が多いのです。

深いとケロイドなどのあとが残るばかりではなく、広範囲になると命にかかわります。

またストーブをつけたままの状態での給油。これも引火を引き起こす元となります。

絶対に危険です!給油は火が消えた状態で。





ストーブの話がでましたので灯油皮膚炎についてお話しします。

給油の際に灯油をこぼすなどしてひふに付いたままにしたり、

服などにしみこんだ状態で気づかずにいると灯油皮膚炎をおこします。

灯油がひふに付いた直後は特に自覚症状はありませんが、

長時間付いたままにしておくと、ひふにヒリヒリ感やただれ、赤みや水ぶくれなどの

やけど様の症状を起こしてきます。

灯油がひふについた場合はすぐに洗い流すこと、

また灯油が付着した服はすぐに着替えるようにしましょう。



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梶澤知恵子
専門家

梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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