肝斑の治療について

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:しみ

肝斑はぼんやりとした淡い褐色をしたしみが両頬に左右対称性にみられます。
ひたいや口周りにしみがでることもあります。
成人の女性に多くみられ、紫外線によって悪くなるほか、
ピル、抗てんかん薬の内服や妊娠、卵巣機能異常が原因になる場合があり、
女性ホルモンの関与が考えられています。

治療では薬などが原因の場合はそれを中止します。

飲み薬での治療ではトラネキサム酸の飲み薬を使います。
半年ぐらい内服する間に薄く目立たなくなっていきます。

飲み薬での治療ではしみが少しずつゆっくりと薄くなっていきます。
効果が出るまでは時間がかかります。
飲み薬の飲み忘れをしないように気をつけて焦らずに治療しましょう。

ゆっくり薄くなるために患者さん本人は改善してきたことになかなか気づかれず、
ひさしぶりに会ったお友達に「しみ薄くなったんじゃない」と
言われたとおっしゃる方も多いです。

クリニックでは治療前と治療半年後にロボスキンアナライザーで
顔の写真を撮っていますが、前後を比べると効果がはっきりとわかります。

日常生活では紫外線が増悪因子となりますので、
日焼け止めを適切に使用するなどして紫外線ケアをすること。
洗顔の際にごしごし洗ったり、
化粧やマッサージでひふを摩擦するのは逆効果になりますので、
摩擦を避けひふはやさしく扱うようにすることなどに注意しましょう。


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梶澤知恵子
専門家

梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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