八頭町郡家で古典の学びを｜古典教室のチラシ完成
古典の学びを教育に
これからの時代、今までにないような新たな習い事の教室として、子供から大人まで幅広く学ぶことができる、八頭町郡家での古典教室のご案内を先日しました。チラシ自体は同じものではありますが、こちらは鳥取市でのご案内となります。まったく同じでは芸がありませんので、内容を変えて記載します。
- 子供向け…漢文の音読・読み書きに重きを置いて、日本語力の基礎固めと、内容の学びをとおして人格の陶冶（人間力の向上）を図る。1例として、こちらのリンク先のコラム記事を参照。→分かりやすい『論語』の教え
- 大人向け…歴史書や伝記など学びの幅を広げ、人生やビジネスに役立つ教訓を身につける。
漢学がもたらすもの
漢学は文章を読み解く力を向上させ、語彙力を養います。そこに留まらず、人間力を育む力も併せ持つのがこの学問です。普段は帝王学と繰り返していますが、これを知れば、帝王学とは特別な地位にある者のため「だけ」に存在するものではないことがお分かりでしょう。「帝王学」とは、「漢学」という巨大な概念の1つです。
漢字検定って役に立つの？
漢検とは、「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」が実施している、漢字に関わる知識や能力を高めることを目的とする資格です。漢検公式ホームページ
この資格を必要とする仕事は特にありませんが、その学び自体に、大きな価値があります。小生は準一級しか所持していませんが、一級ともなると、暗記のゴリ押しが通用しません。面倒でも辞書を引き、漢字一文字の意味合いや概念などを理解しなければ、応用が利かず、合格は非常に厳しいものとなります。逆を言えば、「思考力」が要求されるものでありますので、思考力向上を狙わずとも自ずと高まることになります。
いきなり一級を目指すのも結構ですが、一級となると対象漢字は6000字。確認されている漢字の総数が5～6万ですので、およそ一割に相当し、極めて難易度が高いものになります。年齢に合わせて等級が設定されていますので、順番に学習していくのも良いでしょう。日本語力を高める際に、これほど有用な資格はありません。ご希望があれば、漢検も対応いたします。
学びの成果は、意図せずして身についているもの
意味も分からず書いたり音読したり…それに意味があるの？そう思う方もいることでしょう。特に幼少期における教育や学びというものは、必ずしも意味を理解して行うものではありません。それはちょうど、赤子がいつとはなしに、親や周囲と同じ言語を習得するというようなものです。
漢学もまた同様に、小さいころから読み書きした分だけ、人格や考え方・行動に反映されます。できるだけ早い時期から漢文に触れることが大事になるのは、このためです。歴史を見れば、我が国では、寺子屋がその役目を果たしていました。小生が考えている教室も、この寺子屋に近いものがありましょう。
大人―社会人にとっては、ご自身への投資と考えることができるでしょう。特にビジネスに必要とされるリーダーシップや組織マネジメントについては、中国古典に基づく帝王学が大いに役立ちます。経営者やリーダーにとっては、特に求められる教養です。
松方正義の言葉
大蔵大臣や内閣総理大臣など、国務大臣を歴任した政治家・松方正義は、「財産を残すは三流、会社を残すは二流、人を残してこと一流」という言葉を残しています。人を樹えてこそ国家百年の大計。国家の将来を見据え、何を残すべきか、またそのためには何をするべきか。先人は異口同音に語っています。
移動型の教室
郡家教室でもお話したとおり、小生が考えている教室は、特定の拠点を持たず、各地にある各会館（例えば県民ふれあい会館など）の一室を借りて行う、「移動型の教室」というものになります。使用できる会場があれば、行動圏内で開催可能です。ご希望があれば、お気軽にお問い合わせください。
全国的にも決して多くない、古典の学びを鳥取市で
内容を鑑みれば、子供に限らず、大人や社会人のリスキリングや学びなおしといったことにも十分お応えできるものです。
個別対応や、中国古典の知恵を活かしたお悩み相談も可能です。追加料金が必要になる場合もありますが、相談や幅広い学びを提供いたします。そのあたりは、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
