【創業計画書記入の注意点】
銀行からお金を借りれない人の共通点とは?起業前に備えるべき資金調達力
執筆者
起業コンサルタント(R)・税理士・行政書士・FPの 中野裕哲 が、起業1年前からできる「融資に強い準備術」を解説します。
結論:銀行融資が通らない人には共通点があります。そして、その多くは準備で改善できます。今日から直せば、1年後に“借りられる人”になれます。
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1. なぜ銀行はお金を貸してくれないのか?
- 銀行の最優先は返済確実性
- 評価ポイントは「返済原資(キャッシュフロー)が明確か」「事業の再現性があるか」「資金使途が具体的か」
銀行は「良いアイデア」より「返済できる仕組み」を見ています。
2. 銀行からお金を借りれない人の5つの特徴
- 自己資金が少なすぎる:必要資金の1割未満はNG傾向。目安は3割。
- 収支計画が甘い:根拠のない売上見込み。固定費・税金・社保の見落とし。
- 信用トラブル歴:カード遅延・携帯滞納など信用情報の傷。
- 資金使途が曖昧:「とりあえず」「多めに」など具体性欠如。
- 返済能力の説明不足:「どう返すか?」の言語化ができない。
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3. 銀行融資を受けるための5ステップ(1年ロードマップ)
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 起業1年前〜9か月前 | 信用情報チェック(CIC/JICC) | 遅延があれば即是正。クレカ・携帯の自動引落設定 |
| 起業9〜6か月前 | 自己資金づくり | 毎月貯蓄を通帳で見える化(例:月5〜10万円)。入金理由メモ |
| 起業6〜3か月前 | 事業計画・試算表 | 売上根拠(見込先・客数×単価×回転)、費用の積上げ、資金繰り表 |
| 起業3〜1か月前 | 資金使途の明確化 | 見積書・契約書・仕入条件・家賃契約案などの裏付け資料 |
| 常時 | メインバンク関係構築 | 口座開設・定期入金・担当者に事前挨拶・小口取引の実績作り |
4. 断られないための「見られる資料」チェックリスト
- 個人通帳:定期的な貯蓄履歴(出し入れが激しすぎない)
- 事業計画書:市場規模・競合・強み・販売計画・体制
- 売上根拠:見積・予約・LOI(意向書)・テスト販売実績
- 資金使途:設備見積、内装見積、仕入条件、運転資金内訳
- 試算表:月次損益計画(最低12か月分)と資金繰り表
- リスク対応:売上▲20%時の代替案・固定費圧縮策・余裕資金
5. 銀行に断られたときの巻き返し術
- 理由をヒアリング:否決理由(自己資金・根拠不足・信用情報など)を特定
- 改善後に再申請:不足資料を補強し、数字の整合性を是正
- 公的融資を活用:日本政策金融公庫・信用保証協会付き融資
- 代替手段の併用:クラウドファンディング・補助金・家賃交渉などで資金負担を軽減
6. 起業1年前からの「資金調達力」トレーニング
- 家計ミニPL:毎月の手取り・固定費・変動費を見える化し、貯蓄率を20%目標に。
- 小さく検証:プレ販売やモニター募集で売上の再現性を実証。
- 信用スコア改善:限度額のムダ拡大を避け利用率を30%以下に。
- 自己資金の“ストーリー化”:なぜこの金額を貯められたか、習慣と仕組みで説明できるように。
7. よくある質問(FAQ)
Q1:起業前に銀行融資は受けられますか?
A:難易度は高めですが、自己資金・事業計画・資金使途の裏付けが揃えば通る例もあります。
Q2:銀行と信用金庫、どっちがいい?
A:信用金庫は地域密着で柔軟なケースも。複数先での相談・比較が有効です。
Q3:返済が不安。どうしたら?
A:売上低下シナリオでも耐える返済余力を計画。資金繰り表で月次の残高を管理。
Q4:保証人がいないと借りられない?
A:信用保証協会付きなら第三者保証なしで可能性があります。
8. まとめ:銀行は「敵」ではなく「パートナー」
否決の理由は多くが改善可能。自己資金・根拠ある計画・明確な使途・返済原資の説明力を磨けば、融資は現実的になります。今日から1つずつ整え、信頼される起業家に。
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中野裕哲を中心に、起業コンサルタント(R)/経営コンサルタント/税理士/社会保険労務士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元日本政策金融公庫支店長/元経済産業省系補助金審査員などの専門家チームが、起業~経営まで伴走支援します。
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