【実録!創業融資における情報を鵜呑みにしてしまうと・・・】
実は銀行に融資を申し込むにもタイミングによって結果が変わってくることもあります。
時期によって結果が変わるのであれば最適時期を知っておくことは大事だとおもいます。3つに分けて説明をします。
1. ◎最新の決算書ができたら銀行に相談をする
このタイミングでの申請は基本です。私の経験でも最新の決算書ができた段階で資金調達を行っている企業が圧倒的に多いです。
なぜこの時期かというと、最新の会社状況がわかる明確な指標になるからです。例えば、決算直後であれば企業の実態に大きな変化はないと考えられます。ただし、半年以上経過してしまうと決算以降の状況が気になりますよね。この気になるが意外と厄介です。直近の決算までは好調だったけど今期はあまりよくないといったケースもあります。逆のパターンもあります。決算は良くなかったが今期は調子が良いといったこともありますので見極めは大事になります。
2. 〇試算表が良い段階で銀行に相談をする
銀行融資を申込みする際の基本として、直近決算から6ヶ月以上経過している場合には期中の試算表を要求されます。上記で説明した気になるの部分です。業績は1年間通して波があることの方が多いかもしれません。期中の前半に繁忙期があれば良い時期に、後半に伸びるようであれば半期の試算表だと分が悪いケースもあります。やはり銀行融資で稟議申請にはプラス材料がある方が融資が通る確率が上がります。逆にマイナス材料にもなりえるので提出する時期は大事です。
3. ×必要になった時点で銀行に相談をする
上記で説明したように銀行融資取引は戦略的に行う必要があります。なぜなら資金繰りは予め計画立てて運用しないとショートしてしまうからです。一般的には資金が必要となった時に銀行に相談すると思いますが、実際には遅い可能性が高いです。銀行融資は返済ができることを前提に融資を行いますので、資金がない企業への融資審査は厳しいものになります。
融資審査も時期によって変わることがわかっていただけましたでしょうか。資金調達は計画的にそして戦略的に実施していくことが求められます。
【補助金相談は1度お早めに】