【銀行員の資質の見極め方（頼りになる銀行員と頼りにならない銀行員編）】

今回は、【銀行員の資質の見極め方（頼りになる銀行員・頼りにならない銀行員編）】

皆さんの考える銀行員ってどんなイメージですか？なんでも知っていて、頭がキレて、お金のプロフェッショナルでドラマ半沢直樹のような世界などあると思いますが、あくまでイメージが先行している業界ではあると感じます。しかし、同じ銀行員でも頼りになる人と頼りにならない人が明確に分かれております。
自社の担当者は頼りになる人についてもらいたいですよね。頼りになる銀行員と頼りにならない銀行員の見極め方をお伝えしたいと思います。

＜頼りになる銀行員＞
・定期的に企業に訪問してくれる。
・自社についてきちんと理解をしている。（どんな商売で誰に何をどのように販売しているか）
・企業に対してのヒヤリングが多い。
・決算期をきちんと理解している。
・企業から融資の話をしなくても銀行員の方から融資の提案をしてくれる。
・融資を申し込んでからすぐに必要書類を指示してくれたり親切である。
・融資審査を通そうと上司や信用保証協会などに積極的にアピールしてくれる。
・決算書を出した時、銀行として問題とする箇所を指摘し、どう改善していくかアドバイスをくれる。
・時間や回答など期日に関する約束が守れる。
・抽象的でなく具体的数字を用いて話をする。

上記の様な銀行員でしたら頼りになります。しかし、銀行員は転勤が多く、2～3年程度で担当者がどんどん変わってしまいます。ですので、自社の担当者が頼りになり取引拡大をしてくれそうな方でしたら積極的に依頼することをお勧めします。

＜頼りにならない銀行員＞
・基本的業務知識が浅い
・依頼事が多く自分の話ばかりをする。
・質問をしてもなかなか返答がない、または放置されてしまう。
・金利が低い、返済軽減ができます。など抽象的な案内が多い。
・約束した時間によく遅れる。
・顧客ニーズよりキャンペーン商品を案内する。
・自分の用事がある時にしか企業に訪問しない。
・融資実行されたら顔を出さない。
・アポイントなしの訪問が多い。
・難しい案件に対して、本部が・・上司が・・・とできない理由ばかりを見つける。
・専門用語ばかりを使う。
・すぐに上司を連れてくる。
・結論を先に言わない。
・決算期を知らない
・企業に対する理解度が低い

など、挙げたらキリがなくなりますが、特に注意したいのが、融資実行されたら顔を出さないと決算期を知らない担当者です。企業にとって決算は成績表ですから、本来銀行に1番見てほしいものです。融資依頼があってから決算書の提出お願いします。と言っているような担当者は頼りにならないでしょう。

解決策は以前もお伝えしている通りで、担当者の変更・上司の同席を依頼する・他の銀行の担当者とも話をする事です。
自社に担当者がついている企業でしたら、1度自社の担当者はどうかな？と考えてみてはどうでしょうか。
本当に自社が困った時に頼りにならなければ経営にも影響を及ぼしかねません。

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