【事業計画の落とし穴】
銀行融資と投資家による出資はどちらも同じ資金調達に変わりはありませんが、根本的に考え方が異なります。異なるポイントをそれぞれ解説していきます。
<銀行融資>
銀行融資の根本には返済ができるかどうか?をまず一番に考えます。
どんなに良いビジネスモデルであっても、向こう1年間にどのくらいの売上が見込めていて、返済ができるくらいの利益が出るのかを重視していきます。いくら事業が大きくなるであろう期待が持てたとしても、銀行は投資になり得るものについて積極的な指針ではありません。
<投資家による出資>
投資家による出資は銀行融資と違い、期待度が中心にあります。投資ですので返ってくることは基本的には考えていません。事業がスケールアップしキャピタルゲインが得られることを期待しての投資になります。ケースとしては、「応援」として出資するケースもあると思いますが、基本的には投資ですので将来的なリターンが期待できる事業である必要性があります。
創業時期には双方の資金調達を検討する方々がいますが、性質としては全く別物です。
銀行融資を受ける際に、将来事業がこれだけスケールします!といくら説明をしても、足元の売上はどうなりますか?と返答されますし、投資家の方に、事業はスケールしませんが毎期売上は安定的に計上できます!とプレゼンテーションをしても投資家からは魅力的には映りません。
この2つの違いを理解しておかないと、せっかくの機会を逸してしまう可能性が高くなります。
覚えていただき、ぜひ活用してみてください。
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