【銀行は決算書のここを見ている】
今回は、【融資面接のポイント】について解説していきます。
誠実・的確な対応を心がけましょう!!
日本政策金融公庫及び民間の金融機関へ融資申込をすると、初回については面談があります。
面接には、色々と多数の書類の持参を依頼されることが多いです。
当然、創業期であれば申込企業を把握する方法は、申込者に協力をしてもらうしか方法がありません。
両者にとって、面接は大変重要なことです。そこで、面接のポイントを取り上げます。
・持参書類を揃え、担当者の書類作成に協力しましょう
金融機関からすると、稟議書作成の為に面接を行います。面接は小一時間で当然効率よく終われせたいわけです。
ヒヤリング事項は限られており、最低限現物の資料を確認することが決められています。
自己資金の裏付けだけでなく、また、メインの預金通帳と残高が少額のものや家族名義のものも含みます。
税金の領収書やローン内訳のわかるもの等が必要です。
話せばわかるのではなく、現物の資料で確認をしていきます。資料が不足していると、後日、再度面談が必要になります。
面接で必要な書類は必ず揃えるようにしてください。
・資料についてしっかりと説明しましょう
稟議書の主な内容は、事業計画だけでなく起業者の定性麺、定量面、法人と個人の各々の資産負債状況と合算したものを記載したものです。
個人のバランスシートを作成するには、申込者の協力なくしてはできません。
資料の提供と質問に快く受け答えしていくことが大事です。
特に、個人の預金通帳は申込人がどの様な生活をし、資産形成をどうやって行っていたかを知る重要な資料です。
毎月の入出金と平均残高、各種引き落し状況を確認していきます。
通帳のコピーも取ります。大きなお金の出入りについては、質問により確認していきます。
こうした中で、金銭感覚だけでなく、債務観念や事業の計画性など確かめていきます。
自己資金のなかで、両親や親戚、友人からの調達については、具体的に聞いていく事となります。
実名やその人の属性も聞くこともあります。また、その裏付けになるような、入金事実や資料があれば説得力があります。
ここで、曖昧な返事をしてしまうと、担当者は不信感をいだき稟議書が積極的な内容にならなくなります。
・担当者の眼を見て、曖昧な回答をしないこと
提出済の「事業計画書」については、担当者にわかりやすく説明できるようにしておいてください。
担当者が、創業する人の業界、技術、知識等に精通しているとは限りません。
担当者の話ぶりや、目つきをしっかりと見て下さい。
そのうえで、担当者の知識レベルに合わせ理解できるように話を進めてください。
担当者が、稟議書を早くまとめやすく説明することが大切です。
事業計画については、「8割売上の場合どうしますか?」「赤字の補てん方法は?」「設備の必要性」「計画の縮小は?」等々
想定の問答を考えておくと心強いです。最終決裁者が、その稟議書に書かれていることから企業のイメージして融資の判断をします。
面接はとても重要な位置づけにあります。担当者の稟議書の出来を左右する場合がほとんどです。
事前に準備することがとても大事であり、自身でわからなければ専門家などに相談してみては
いかがでしょうか。
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