Figma Makeとは何か?AIデザイン革命

稲川博

稲川博

テーマ:マーケティング

「デザインができる人しかプロダクトは作れない」
そんな前提が、いま静かに崩れ始めています。

最近、「AIでデザインができる」「誰でもUIが作れる」といった言葉をよく聞くようになりました。
その中でも注目されているのが Figma が提供する新しい概念、「Figma Make」です。

ただ、多くの方がここで誤解しているのですが、これは単なる便利機能ではありません。
設計の前提そのものを変える思想です。

よくある悩み:「作りたいのに形にできない」

  • アイデアはあるが、デザインに落とせない
  • エンジニアとの認識がズレる
  • 外注すると時間もコストもかかる

こうした悩みは、業種問わず多くの企業で聞きます。

そして多くの場合、「スキル不足」や「人材不足」の問題として処理されてしまいます。
ですが私は、それは本質ではないと思います。

問題は、認知の設計がされていないことです。

なぜうまくいかないのか?「設計の前に作ろうとしている」

多くのプロジェクトは、いきなり「作る」から始まります。

  • ワイヤーを引く
  • デザインを起こす
  • 開発に渡す

一見、正しい流れです。
ですがこのプロセスには決定的な欠陥があります。

それは、「何をどう伝えるべきか」が曖昧なまま進むことです。

進めていった結果どうなるか。

  • UIは整っているが伝わらない
  • 意図がチームで共有されない
  • 修正が無限に発生する

つまり、問題はアウトプットではなく、認知の未設計です。

Figma Makeの本質:作る前に「認知を試作する」

Figma Makeが本当に革新的なのは、「誰でも作れること」ではありません。

「認知をその場で試作できる」ことです。

従来はこうでした。

  • 言語で説明する
  • 資料で補足する
  • イメージで補う

でも、Figma Makeでは違います。

  • その場でUIを生成する
  • その場で体験を確認する
  • その場で修正する

つまり、頭の中にある曖昧な認知を、即座に可視化できる。

ここに本質があるのです。

実務でどう使うべきか?(重要な3ステップ)

Figma Makeを単なるツールとして使うと失敗します。
設計プロセスに組み込む必要があります。

①「言語化 → 即UI化」で認知ズレを潰す

まず、要件やコンセプトを言語化します。
その直後に、Figma MakeでUIに落とします。

ここで重要なのは、完成度ではありません。

・伝わるか
・意図が一致しているか

これを確認するためのUIです。

②「ユーザー視点」で違和感を検出する

次に、そのUIをユーザーの目線で見ます。

・何が分からないか
・どこで迷うか
・何が伝わらないか

この段階で違和感を潰すことで、後工程の修正コストが激減します。

③「意思決定ツール」として使う

最後に、Figma Makeを合意形成のツールとして使います。

・口頭説明ではなくUIで議論する
・抽象ではなく具体で判断する

これにより、チーム全体の認知が揃います。

結果として、開発スピードと精度が同時に上がります。

合う企業・合わない企業

正直に言います。

Figma Makeは、すべての企業に向いているわけではありません。
向いている企業
・スピード重視で意思決定したい
・仮説検証を高速で回したい
・チームで認知を揃えたい

向いていない企業
・完璧な設計を最初から求める
・プロセスより形式を重視する
・意思決定が遅い

ツールではなく、「使い方の思想」が問われます。

AIデザイン革命の正体

Figma Makeは、単なるAIデザインツールではありません。

「誰が作るか」という時代から
「どう認知を設計するか」という時代への転換です。

ここを履き違えると、ただの効率化で終わってしまいます。
ですが正しく使えば、ビジネスの意思決定そのものが変わります。

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こんなお悩みありませんか

・アイデアはあるのに形にできない
・デザインと開発が噛み合わない
・修正ばかりで前に進まない

こうした悩みは、スキルの問題ではありません。
設計の問題です。

私のチームは、Figma Makeのようなツールを使いながら
「認知設計」と「認知試作」の観点で改善支援を行っています。

全国対応でサポートしていますので、
自社の状況に当てはめて整理したい方は、一度ご相談ください。

無料相談はこちら

「何を作るか」ではなく、「どう伝わるか」。
ここから一緒に設計していきましょう。

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稲川博
専門家

稲川博(DX/Webプロデューサー)

株式会社ビジョナリーデザイン

事業責任者・マーケ責任者のパートナーとして、Webやブランドを単なる制作物ではなく、事業成果につなげる戦略資産として設計・実行まで一貫して伴走します。

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