相続した株券を預けている証券会社が分からない場合は?

五十嵐修平

五十嵐修平

テーマ:コラム

株券相続手続きの際に、「故人は株券をもっていたはずだが、
どこの証券会社に口座があるのか分からない」というのはよくあるケースです。
調べ方を事前に知っておくことでスムーズな資産承継が可能になります。
このコラムでは、相続した株券を預けている証券会社が分からない場合の
具体的な手順と重要なポイントについて解説します。
» 故人の株式取引を調べる手順とほふり活用法


証券保管振替機構(以下ほふり)に調査依頼をおこなう
ほふりとは、証券会社から預けられた投資家の株式、社債、投資信託などを
集中保管している機関です。
このほふりに調査依頼をすることで、故人が保有していた株券と、
それが保管されている証券会社までを、知ることができます。

必要書類を準備してほふりに開示請求をする
開示請求書
法定相続人の本人確認書類のコピー
相続人と被相続人の関係を示す戸籍等
被相続人の住民票、戸籍の附票


以上、4点を準備し郵送で送ると受付から約2週間で、結果が返送されてきます。
返送されてくる書類に証券口座の情報が記載されていますので、確認して証券会社へ
連絡し相続手続きを行ってください。
» 証券相続で困らないための準備と手続き方法!
また、開示請求をする場合は手数料として請求1件につき6,050円(税込)2件目以降は
1件あたり1,100円(税込)が加算されます。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
口座がどこの証券会社のものか分からなくても、ほふりに開示請求をおこなうことで
解決しますので、参考になさってください。
» 投資信託の相続評価|計算方法と注意点

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五十嵐修平
専門家

五十嵐修平(IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー))

株式会社バリューアドバイザーズ

50代・60代の資産運用をサポートし、丁寧なヒアリングをもとに、目的から逆算した「ゴールベース運用」を提案。堅実なチームコンサルティングでお客さまのお金の不安を解消に導きます。

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